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ネット世論では体罰OKが多数派

2012.01.11 WED

噂のネット事件簿


石原都知事1969年のベストセラー『スパルタ教育』。「強い子どもに育てる本」という副題が付けられている
東京都知事の石原慎太郎氏が、『週刊ポスト』でプロインタビュアーの吉田豪氏のインタビューに応じ、体罰を肯定する独自の教育論を披露。これが物議を醸している。

話題となっているのは、石原氏がインタビューで語った「体罰はいいんだ。身にしみるからね」「必要あったら殴りますよ。僕も殴られたことあります」といったくだり。石原氏は、かつて『スパルタ教育』(1969年)という本を出したこともあり、インタビューでは同書について「(批判は)多かったですよ。子供は殴れと書いたから」というエピソードも明かしている。

この石原氏の発言は、ネット上でも大きな話題となったが、その反応を見てみると、

「言って分らせる能力がないから叩くんだろ」(原文ママ)
「子供は殴って育てないほうがいいよ。
大概は根性がひん曲がる」

という、否定的な声が上がる一方で、

「一理ある」
「正論だな」

と、石原氏の発言を肯定的に捉える意見も少なくない。実際、“しつけ”と“体罰”の境界線に悩む親は多いようで、ネット上でもそのような悩みに答えた専門家の記事は多いが、それらのほとんどは

「必要なのは、体罰や暴力ではなく、まずは愛情!」(All About)
「体罰でしつけをしようとするのはもっとも怠惰なおとなの考えること」(『「心」が育つ、子育て・教育・しつけの仕方』)

など、例外なく体罰を否定している。これに対し、質問サイトに寄せられた一般人の回答を見ると、

「本当に悪いことをしまったなら、多少の暴力でも痛い目に遭わないと気付かないのではないか」(原文ママ)
「パーで頭をはたく、平手打ち程度はOK」
「連続で叩くのは禁止」
「ビンタくらいでぎゃあぎゃあ騒ぐな」

など、程度の差こそあれ、体罰を肯定する親が多い。

石原氏は、許される体罰の範囲として「立たせるとか男のお尻をたたくとか、せいぜい平手打ちを食らわすぐらいあったっていいと思うな」という例を挙げているが、氏が首長を務める東京都の教育委員会は、

「教職員による体罰、わいせつ行為等の非行に対しては、学校教育の信頼を失わせる行為として、懲戒処分をもって厳正に対応してきました」(平成20年3月14日)

という一文を発表している。体罰に関する認識は、立場によっても大きな隔たりがあるようだ。

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