その座をめぐり世界各国が誘致合戦…

「新・世界七不思議(自然版)」発表

2012.01.26 THU


済州島のシンボル「トルハルバン(石じいさん)」。済州島の守り神として島の各地に立てられている。土産物としても人気。
昨年11月、スイスの「新・世界七不思議財団」が、「新・世界七不思議(自然版)」の選考結果を発表しました。「なにそれ?」という方のために説明しておくと、この財団は2007年に設立された民間の団体で、世界中からの投票により「新・世界七不思議」を選定しようと企画されたもの。実際、2007年には「第1回 新・世界七不思議」として、以下の7カ所が選定されました。

・中国の万里の長城
・インドのタージ・マハル
・イタリア ローマの古代競技場コロッセオ
・ヨルダンの古代都市遺跡群ペトラ
・ブラジル リオ・デ・ジャネイロのコルコバードのキリスト像
・ペルーのインカ帝国遺跡マチュ・ピチュ
・メキシコのマヤ遺跡チチェン・イッツァ

今回はその第2回にあたるもので「自然版」と銘打たれている通り、「人の手によって造成や改造が施されていない、定位置にある自然景観や自然遺跡」が対象。世界中の候補地440カ所から28カ所の最終候補地が絞り込まれ、さらにインターネットや電話による投票によって7カ所が発表されました。現段階はあくまで「暫定版」であり、最終決定は今春ということですが、その顔ぶれは以下の通りです。

・ブラジルのアマゾン
・ベトナムのハロン湾
・アルゼンチンのイグアスの滝
・韓国の済州島
・インドネシアのコモド国立公園
・フィリピンのプエルト・プリンセサ地底河川国立公園
・南アフリカのテーブルマウンテン

自国産業に乏しく、多くの観光客の訪問を待ち望む国々にとっては、まさに今回の発表は「吉報」というべきもの。今春の正式決定が待ち望まれていることでしょう。

実際、この決定の裏では、まるでオリンピックかワールドカップかというほどの誘致合戦、ロビー活動が繰り広げられたといいます。お隣り韓国では、済州島のアピールのために、済州島の住人はもちろん、韓国国民、海外在住の韓国人や韓国企業が立ち上がりました。七不思議に選ばれれば大幅な観光客の増加が見込めるため、自治体や国家が躍起になるのも無理ありません。やはり、「世界七不思議」と聞くと足を運んでみたくなるものですからね。

世界にはいろいろな七不思議があります。1つ2つでは少なすぎる、100や200は多すぎる。多くの人の興味を喚起するには、7という数がちょうどよいのでしょう。
(筒井健二)

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