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ゲートキーパー養成DVD公開中

2012.02.14 TUE

噂のネット事件簿


ゲートキーパーとは、悩んでいる人に気づき、声をかけ、話を聞いて、必要な支援につなげ、見守る人のこと。国家資格などではなく、様々な人がゲートキーパーの役割を担うことが期待されている ※この画像はサイトのスクリーンショットです
自殺対策強化月間のキャッチフレーズ「GKB47」に関する一連の騒ぎは、結局キャッチフレーズの使用中止とポスターの回収で決着したが、年間3万人超の自殺者が出る現状を考えると、自殺対策が喫緊の課題であることは間違いない。ネット上ではどのような取り組みが公開されているのだろうか?

内閣府が設置している「共生社会政策」というサイトには、「自殺対策」という一項が設けられている。こちらでは、自殺対策に関する法律、予算、取り組み、自殺に関する統計などのほか、「GKB」で話題となった“ゲートキーパー”(悩んでいる人に気付き必要な支援につなげる人)になる方法も紹介。「ゲートキーパーQ&A」や「ゲートキーパー養成研修用テキスト」、「ゲートキーパー養成DVD」などが公開されている。

特定非営利活動法人の自殺対策支援センターライフリンクは、「『生き心地の良い』社会をめざして」をキャッチフレーズに、自殺対策や自死家族支援、社会に対する問題提起などを行っている。「いのちのつながり」というページでは、「今すぐ『助け』が欲しいとき」「『借金』に困っているとき」「『いじめ』で困っているとき」「『うつ病かも』と思ったら」といった具体的なケースの際に訪れるべき病院、団体その他の連絡先がまとめられている。

この他にも、国立精神・神経医療研究センター内に設置された「自殺予防総合対策センター」や、超宗派の僧侶による「自殺対策に取り組む僧侶の会」といった団体も、自殺予防・対策専門のHPを公開している。自殺対策支援センターライフリンクのHPでは、日本の自殺者数について、

「交通事故死者数の5倍以上」
「イラク戦争で亡くなった米兵の10倍」
「自殺率 米国の2倍、英国の3倍」

と説明されており、その数の多さについて考えさせるものになっている。ちなみに、2006年に施行された自殺対策基本法の第一条には「自殺対策を総合的に推進して、自殺の防止を図り、あわせて自殺者の親族等に対する支援の充実を図り…」(一部抜粋)と明記されている。GKB47騒動は残念な結果に終わったが、こうした取り組みが奏功することを、ぜひとも祈りたいものだ。

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