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休眠預金活用に「泥棒じゃん」の声

2012.02.20 MON

噂のネット事件簿


休眠預金活用を検討する国家戦略担当相の古川元久氏。銀行側は「もとは顧客のお金」と反発している ※この画像はサイトのスクリーンショットです
政府は15日、金融機関で10年以上出し入れしていないお金(=「休眠預金」)を復興財源に充てるプランの検討に入ったことが明らかになり、これが波紋を呼んでいる。

休眠預金とは、最後のお金の出し入れや定期預金の満期から10年以上一度も手を付けられていない口座(内の預金)のこと。商法では、銀行では5年間、信用組合や信用金庫などでは10年間、まったく手をつけられていない場合に権利を失うと定められているが、実際は権利喪失後でも預金者の請求があれば、金融機関はこれに応じているという。

休眠預金の有効利用は、もともと内閣府内の「『新しい公共』推進会議」が震災前から提言としてまとめており、昨年2 月に民主党および内閣府に提出された要望書によると、同会議は、

「だれでも、わずかの金額を残して使わなくなった預金口座を持っているはずです。1人1人にとってはわずかな金額でも、休眠預金の総額は優に1兆円を超えると推定されます」(一部抜粋)

と分析。従来のルールでは、休暇預金は銀行などの利益に組み入れられてしまうが、これをNPOや市民活動団体に活用することを提案していた。

しかし、一見有効活用かと思われるこの政府案だが、ネット上の反応はかなり冷ややかだ。Yahoo!ニュースのコメント欄には3000件以上のコメントが寄せられているが、

「人様の財布から銭を獲るのと何の違いがあるんだよ」(原文ママ)
「まずは全ての預金者に連絡するんだよね?!」
「いかに楽してお金を集めるか!しか考えてないですね」
「公開泥棒!」

と、厳しい意見が圧倒的で、政府案を評価する意見はほとんど見られない。

今回の政府案には、金融業界からも一斉に反発の声が上がっているが、担当大臣の古川元久国家戦略担当相は、

「お金の流れが良くなれば、それはデフレ脱却にもつながるのです。『日本の寝ているお金を起こして、仕事をしてもらおう』。わかりやすく言えば、これがめざす目的です」

と解説し、理解を求めている。金融業界に加え、国民の猛反発を招いた今回の政府案が実現するか、今後の推移に注目したい。

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