昔の花見は“梅”だったとか

日本人はなぜこんなにも桜好き?

2012.03.15 THU


桜を「とっても好き」と回答した割合が最も高かった県は宮城県の90.0%。写真は宮城県の桜の名所「白石川堤一目千本桜」。うーん納得!?
画像提供/AFLO
春といえば花見! 桜を眺めながら飲んだり食べたりする宴会は、やっぱり格別!! このような花見の文化はいつ頃からあるものなんだろう?

「花見の起源は、奈良時代に中国から伝わってきた梅を貴族が観賞したのが始まりといわれています。その後、平安時代頃から、観賞の対象が梅から桜へと変わっていきました。庶民にも広まったのは、江戸時代。徳川吉宗が江戸の各地に桜を植えさせ、庶民の日頃の不満を解消させるために花見を奨励してからと言われています」

と教えてくれたのは、財団法人日本さくらの会の浅田信行さん。でも、数ある花木の中でなぜ桜が選ばれたのでしょう。江戸時代には「花は桜木、人は武士」という言葉もあったようですが、それほどまでに日本人の心をとらえた背景とは?

「まず、古くから日本人の生活に密接にかかわる植物であったということが大きいでしょうね。科学的な温度観測ができなかった時代には、桜の開花が農業開始の指標となっていました。また、寒い冬をしのいだ後、一番初めに春を告げるのが桜の開花ということで、桜が咲くのを待ちわびる人が多かったことも関係しています」

その美しさだけでなく、長い歳月の中で日本の暮らしになじんできた花木だからこそ、こんなにも日本人の心をとらえているということですね。

ちなみにウェザーニューズが2010年4月行った「全国お花見調査」では、「日本の春を象徴する桜、あなたは好きですか?」という質問に対して、85%が「とっても好き」、14%が「まあまあ好き」と回答。なんと99%の人が「桜が好き」とのこと。残りの1%も「どちらでもない」とのことで、日本人の桜好きがうかがえます。

今年の花見は、日本人と桜の長い歴史に思いを馳せながら一献ってのも粋ですね。
(河島まりあ/GRINGO&Co.)


関連キーワード

注目記事ピックアップ

 

編集部ピックアップPR

ブレイクフォト