日本1周ご当地不思議巡り/第4回

群馬県民はおにぎりが大好き?

2012.05.17 THU


群馬県内で多く展開するコンビニチェーンでは、「具倍増大作戦」と称したおにぎりキャンペーンが展開中だった。やはりおにぎりは主力商品のようだ。
島国日本において、海に面していない県が8つあるが、そのうちの一つが群馬県だ。同県の有名な農産物といえば、「こんにゃく芋」。全国生産量のうち、約8割以上を占めるなど有名だが、消費という観点で捉えると、実は意外な一面が見てとれる。それは「めん好き」「おにぎり好き」という一面だ。実際、「平成21年地域,品目別1世帯当たり1か月間の支出」(二人以上の勤労者世帯)によると、

めん類 …第5位
おにぎり・その他 …第1位

たしかに、群馬は日本三大うどんにも数えられる「水沢うどん」をはじめ、「高崎のパスタ」や「藤岡ラーメン」、「太田の焼きそば」など数々のご当地麺を生み出したお土地柄。県庁所在地の前橋市においても、「平成23年度家計調査」によると、「生うどん・そば」の消費量はうどん大国・香川県の高松市に次ぐ第2位、「スパゲティ」消費量も全国第3位に上がるほどだ。群馬において「めん類」の消費量が多いのも納得できる。

一方、理由がよくわからないが、「おにぎり・その他」の消費量の多さ。「平成21年地域,品目別1世帯当たり1か月間の支出」でも、「米」自体の消費量は全国26位と全国平均を下回っているにもかかわらず、なぜ、おにぎりの消費量は多いのか? 確かに、県内には、「全国米・食味分析鑑定コンクール」で5年連続金賞を受賞している米などおいしいブランド米もあるが、それが理由とも思えない、ひょっとして群馬のおにぎりは抜群においしいのだろうか? …ということで群馬県内ではどんなおにぎりが食べられているのか調べてみた?

県内北部で泊まった民宿で、昼飯に出てきたおにぎりの具材は「さんしょう」と「こしあぶら」と呼ばれる山菜の一種。町中にあるおにぎり専門店でも同様の具材が扱われており、この地域じゃ珍しいものでもないという。他に県内で多く見かけたのが、「ふき味噌」や「ネギ味噌」といった山菜と味噌をまぶしたもの。コンビニでも「群馬限定味」として「下仁田ネギ味噌」味などが置かれていた。食べてみると確かに旨い。とはいえ、それが原因かどうかは当然のことながらわからないまま…。

ちなみに平成22年総務省「社会・人口統計体系」によると、群馬県民の「実労働時間数」は男性が全国1位、女性は全国2位と、かなり高い。思えばおにぎりにしても、めん類にしても、忙しい合間の食べ物としては、うってつけである。

何の根拠もない強引な仮説でしかないが、群馬県でおにぎりの消費量が高いわけは、こうした労働事情も背景にあるのかもしれない。皆さんはどう思われますか?
(長谷川浩史/梨紗)

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