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日本でも「ハッカー」育成の動き

2012.05.24 THU

噂のネット事件簿


夏に本大会が行われる。日本人学生チームの健闘に期待したい ※この画像はサイトのスクリーンショットです
5月21日、経済産業省がコンピューターのハッキング技術を競う社会人対象の大会を初めて開催すると、読売新聞が報じている。

経済産業省は、2003年に、ハッカー顔負けのコンピューター知識や技術をもつ全国の高校生、専門学校生を発掘し、優秀な開発者に育てるという目的から「第一回セキュリティー甲子園」を企画した。しかし、学校の教師や専門家から、「逆に犯罪者を育成してしまうのではないか?」といった抗議が相次ぎ断念。2004年からは22歳以下を対象に情報処理推進機構が「セキュリティ・キャンプ」と称して、合宿形式でセキュリティー関連の研修を実施してきた。

その後、防衛産業や衆参両院などへのサイバー攻撃が発覚したことから、経産省では改めて人材の発掘が急務と判断し、2012年度の大会実施の動きとなった。これをネットユーザーたちはどう見ているか。2ちゃんねるの「ニュース速報+」板では、「【社会】探せ!正義のハッカー!…経済産業省が初の競技会開催へ 来年2月に本戦」というスレッドで、

「まあ、こういうのもいいけど、国や自治体は、公務員試験に情報技術者の枠を
もうけるべきでしょう。『情報技術官』とかさ」
「探すなんて手っ取り早く済ますんじゃなくて、面倒でも一から育成しろよ! 」
「そもそも学校がなさすぎ」

など、そもそもの土壌をつくってこなかったことを指摘する声が続々とあがっている。

ツイッターでも「やるの遅すぎ…」「ようやく国も動き出したか・・・」という声があるように、海外に比べ、日本は“遅れている”認識をもつネットユーザーは多い。

 一方で、2011年にセキュリティ技術を争う世界トップレベルのイベント・米DEFCONのハッカー競技会「DEFCON CTF」で、日本人が初めて予選を突破するなど、技術力は上がりつつある(最終結果は12チーム中最下位)。こうした状況を受け、2012年2月、九州工業大学で学生を対象にしたセキュリティ競技会「SECCON CTF」が開催された。また、先の「DEFCON CTF」には今年は初めて学生チームが参加することが決定しており、日本の取り組みはようやくこれからといったところだ。

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