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ネット募金で意見広告掲出への反応

2012.07.18 WED

噂のネット事件簿


CIVIL ACTION JAPANのウェブサイトには趣旨説明、「檄文」「意見広告デザイン案」「賛同人」なども紹介されている ※この画像はサイトのスクリーンショットです
7月12日、毎日新聞に「制度を改正するために個人を攻撃する必要はありません」と大きく書かれた意見広告1ページが掲載された。この意見を表明したのは、ネット上で寄付金を募り意見広告を大手新聞紙に掲載するプロジェクトを企画した「#CIVIL ACTION JAPAN」だ。

広告には「はたして、こうした『個人への批判や糾弾、メディアによる吊し上げ』を生活保護制度の真摯な議論の代わりにして良いものでしょうか?」と問題提起した文言が掲載された。

このプロジェクトは、ツイッターユーザーの@noiehoie氏が生活保護問題にまつわる一連の報道・議員の行動に疑問を抱き、ツイッターで意見広告を出さないかとネット上で提案したのがきっかけではじまったもの。前出の「#CIVIL ACTION JAPAN」は、この活動に賛同する人々の総称ともいえるもので、@noiehoie氏がウェブサイトの管理や通帳の管理を行っている。

プロジェクトは、5000万円の募金を集める目標が設定され、同氏は適宜振り込まれた金額を公表していた。また、広告のデザイン案は3つ提案され、ユーザーの声でもっとも評判の高かった案が選ばれるなど、賛同者の声を反映させながら進んでいった。

広告が掲載されたその日まで、ツイッター上では「本当に出るのか?」と懐疑の声も出たものの、7月12日の毎日新聞朝刊に掲載されたところ、「#CIVIL ACTION JAPAN」には「賛同するしない、手法を支持するしないは別として、新しい市民運動の形が具体化されたことは大きい」「匿名の集団、しかも募金で全国紙の全面って、すごいことだと思います」「本当にお疲れ様です」など驚く人・ねぎらう人の声が多数寄せられた。

前大阪市長の平松邦夫氏も「是非ご一読を。今の『風潮』に対して一石となればというスタート。『ノイホイ氏』の取り組みはSNSの可能性を更に広げるだろうと感じ、紹介ツイートします」とこの取り組みを評価するツイートを投稿した。

結果的に#CIVILACTIONJAPANのサイト自体は1854ツイートされ、@noiehoie氏が12日5時47分に「出たよ!」と画像付きで広告掲載を報告したツイートは1090回のリツイートと、430のFav.(ユーザーにお気に入り登録された数)を獲得するなどネット上で拡散した。

その一方、「もう鎮火しかけてるのにわざわざ燃料投入してきたかw」などの声も出て2ちゃんねるにはスレッドが立ち、否定的な意見も書き込まれた。

ともあれ、「ネットでの呼びかけにより資金が集まり、全国紙に意見広告を打つ」という行動が、ネットユーザーに波紋を広げたことは間違いない。今後、こうした動きに追随する人が出るかどうか注目される。

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