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「世界で最も貧乏な大統領」の感動スピーチ

2012.08.07 TUE

噂のネット事件簿


この記事を書いたのは、「日系ユースネットワーク」の事務局長を務める打村明氏。4日間で50万人以上の人が同サイトに訪れたことへの驚きを後日談として記している ※この画像はサイトのスクリーンショットです
6月にブラジル・リオデジャネイロで行われた「国連持続可能な開発会議」(リオ+20)。この会議におけるウルグアイのムヒカ大統領の演説が話題となっている。7月22日、若いリーダーや芸術家の活動を紹介するサイト「Hana.bi」で「もっとも衝撃的なスピーチ:ムヒカ大統領のスピーチ」として、動画とともに日本語訳が記載されて以降、SNSなどを通して、じわじわと話題が拡がっているのだ。

8月5日現在でTwitterのリツート数6000超、Facebookの「いいね」は6万9000にも及んでいる。スピーチの内容は、「ハイパー消費社会」の問題点を上げ、生活スタイルを見直し、幸福とは何かを問うたもの。冒頭で、「ドイツ人が一世帯で持つ車と同じ数の車をインド人が持てばこの惑星はどうなるのでしょうか」と疑問をなげかけ、「貧乏なひととは、少ししかものを持っていない人ではなく、無限の欲があり、いくらあっても満足しない人のことだ」などと説く。

同サイトによれば、ムヒカ大統領は口だけではない実行を伴う政治家で、「個人資産を87%寄付して家とトラクターだけで暮らしている」という。そのため、「世界で最も貧乏な大統領」と呼ばれていて、その人となりにも感銘を受けた人が多かった。

この記事を読んだ人は、Twitterで

「じんと、きたスピーチ」
「もっともグローバルな問題であると同時に、もっともプライベートにも考えさせられる問題ですね」(原文ママ)
「日本には豊かだけど貧乏な人がたくさんいる」

などと書き込み。

また、2ちゃんねるにあげられた同記事を紹介した「アルファルファモザイク」には、

「人生の舵を90度ぐらいガッツリ変えるレベルのスピーチだ」
「マジ泣けた」

などの感動コメントが。

6月22日のリオ+20閉幕から1カ月もたってから更新された記事が、最終的には大きな反響を得ることとなった。速報性だけではない、評価されるネットニュースの特徴が見られた好例ともいえるだろう。

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