ジメジメした梅雨時の強い味方

除湿機の上手な使い方・選び方

2012.12.10 MON


除湿機の電気使用量は200~300ワット。条件によっては、エアコンの方が電力使用量が少ないこともあるのだとか。状況に応じて、除湿機とエアコンのどちらを使うか、選べるといいですね 写真提供/GettyImages
梅雨に入り、連日の雨模様…。蒸し暑い日が続くけれど、「除湿機」で湿度を下げれば、ジメジメ、ベタベタの不快感を和らげることができるかも?

「確かに“不快指数”は下がります。人は汗をかき、その汗が蒸発する際の気化熱で体温を下げようとします。湿度が高ければ汗の蒸発が阻害されるため、“蒸し暑い”と感じやすくなるんです。6月の湿度の平年値は東京で72%ですが、快適に過ごすためには湿度を45~60%に保った方がよいとされています。除湿機なら、そのあたりまで下げることは可能です」

そう答えてくれたのは、家電情報サイト『家電Watch』の伊達浩二さん。除湿機を一日中まわしていると、およそ10リットルの水分を部屋から取り除いてくれるそうで、それなら不快指数も下がりそうだ。

ということは、除湿機を使えば、この夏を“涼しく”快適に過ごすことができる!?

「それは難しいところですね。除湿機で“不快感”を抑えることはできても、暑さ自体を和らげることはできません。一般的な除湿機として、コンプレッサー式とデシカント式があります。コンプレッサー式は空気を冷やすことで湿度を取り除きますが、エアコンと違って熱風も室内に排出してしまうので、部屋の温度は若干高くなる。デシカント式は乾燥材で水分を吸着し、それをヒーターで乾かすので、さらに室温が高くなる傾向にあります」

それは残念。除湿機を使っていても、あんまり意味がないってことですか…?

「いえ、そんなことはありません。ジメジメしていて、気温がそんなに高くない日は、除湿機で十分快適に過ごせると思います。除湿効率は除湿機の性能、部屋の大きさや湿度、空調など環境によって変わりますが、最近では不快感がなくなる“湿度60%”になると自動的に止まる機能を備えた製品もあり、数時間で部屋を快適な湿度にすることが可能です。また、高湿度はカビやバイ菌が繁殖する原因になるので、“洗濯物を部屋干しして、カビ臭くなった…”という経験がある人にもいいですね」

伊達さんによれば、ひとり暮らしの人には比較的小型で、1万円前後で買えるデシカント式がおすすめとのこと。暑さ対策にバッチリ! というわけではなさそうだけど、梅雨&これからの季節の不快感対策に、購入を考えてみては?
(月川碧/blueprint)

※この記事は2011年06月に取材・掲載した記事です

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