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「クラウドソーシング」が活発

2012.09.24 MON

噂のネット事件簿


立ち上がったばかりの「スキジョブ!」。日本において、クラウドソーシングサービスは、大小合わせると100サイト以上あるといわれる ※この画像はサイトのスクリーンショットです
Yahoo!が今年冬から、「クラウドソーシング」サービスを開始するという。9月19日にはティザーサイトを公開しており、簡単なデータ入力や画像チェックといった作業を行うことでユーザーはYahoo!ポイントを獲得できるとする。

「クラウドソーシング」とは、企業などがネット経由で不特定多数の人(クラウド=群衆)に特定の業務を委託すること。専門家に委託する「アウトソーシング」に対して、発注先が必ずしも「プロ」というわけではないこと、またより小さな単位から仕事を依頼し、“群衆”の能力を活用する点が特徴。

具体的には、スキルをもつ人が、クラウドソーシングサービスを提供するサイトに“仕事します(このような仕事ができる)リスト”に登録。企業などが「●●ができる人募集」として依頼したい業務を登録し、双方のマッチングにより仕事が成立する。

国内大手ではエンジニア中心の「クラウドワークス」や「ランサーズ」などがあり、特に「ランサーズ」はウェブ・モバイル制作や開発・プログラムなどのほか、「クチコミ」「データ収集」などのタスク、「アイデア」「商品企画」などのビジネス系の“集合知”も取り扱うなど、その業務内容は多岐にわたる。

在宅で仕事をしたいというニーズと、細かい作業をしてくれる人を募集したい企業の思惑がマッチしたものといえるが、発注側が不慣れなこともあり、トラブルも多いという。そういったトラブルを避けるために、業界で唯一サイトに掲載する業務内容を精査するスタッフを配備した「スキジョブ!」(2012年7月にサービススタート)を立ち上げた佐藤氏に、クラウドソーシングサービスの現状を聞いた。

「介護や子どもの世話などで働きに出ることが難しい人は多く、潜在的に“働きたい”というニーズがあったところにあらわれたクラウドソーシングサービスは、時間や場所にとらわれず、自分のライフスタイルにあった働き方を選べることで、ネット上でのやり取りに慣れている若い世代を中心に人気です」

クラウドソーシングサービスをみていると、なかには「500字で数十円」など、安すぎない? というものも。

「仕事というものは、スキル×時間、あるいは量でお金に変わります。市場原理だけにまかせると、買い叩かれるし、お互いに低価格競争で消耗戦になってしまいます。あまりに安い単価の仕事というのはやらないほうがいいと思います」

仕事の値段は“経験値”によって変わってくる。逆にいえば、“経験”がない(スキルがない)ものには手を出さないほうがよいという。

顔がみえない作業内容だからこそ、発注側は信頼出来る人に頼みたいし、作業結果の保証もほしい。そして、仕事をした人にはきちんと満足感をもってもらいたいという佐藤氏。
Yahoo! JAPANが参入するほか、前述のランサーズは、エウレカの運営するクラウドソーシングサービス「MILLION DESINGS」を買収し、今月末にサービスを統合することを発表。また19日には、新しいワークスタイルを提案する「PurpleCow」が世界中のデザイナーに日本語で発注ができるクラウドソーシングサイト「designclue」のクローズドβ版を公開するなど、活気づくクラウドソーシングサービス。どのように変化を遂げていくのか注目だ。

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