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YouTube検索は再生時間重視

2012.10.17 WED

噂のネット事件簿


YouTubeでの検索結果、そして右側の「関連動画」には、「再生時間」の長い動画のほうが表示されやすくなった ※この画像はサイトのスクリーンショットです
YouTubeに公開されている動画の“人気”を表す指標として、頻繁に使われるのが「再生回数」。しかし現在YouTubeでは、検索結果や関連動画の表示において、「再生回数」よりも「再生時間」を重視しているという。この変更について、日本とアメリカのGoogleが運営するYouTubeの制作者向けのブログで、相次いで解説。YouTubeの姿勢は、ネットユーザーから歓迎されている。

日本版YouTubeクリエイターブログに9月10日にアップされた「YouTube Now: なぜ動画の再生時間を重要視するのか?」というエントリーでは、「再生回数」よりも「再生時間」を重視するようになった理由を以下のように解説している。

「これまでのシステムでは動画の再生回数を増やすことで動画が見つかりやすくなるような設計になっており、結果として実際に楽しめる動画よりも、ついクリックしたくなるような動画に有利な仕組みになってしまっていたのです(セクシーなサムネイル画像を使った動画などが典型的な例ですね)。
(中略)
より長い時間をかけて動画を見るということは、視聴者がその動画の内容に満足しているということを意味します。つまり、クリエイターの皆さんにとっては、より高い関心を示した視聴者を獲得できるということになるのです」

「再生回数」よりも「再生時間」を重視するアルゴリズムの変更は、今年の3月以降に行われたが、「これまでのところ、この変更はとても上手くいっており、まず動画のクリック数が減って再生時間が増え、そしてすぐに全体的な動画の再生時間が増加しました」(同エントリーより)とのことで、順調なようだ。

今回の変更について、10月12日にアメリカのGoogleが運営する「YouTube Creator Blog」でも紹介されると、日本でも話題に。2ちゃんねるでは「【ネット】一部の人たちにとって悲報?『Youtube』の検索結果、再生回数ではなく視聴時間を重視するように」というスレッドが立てられ、そこでは、

「面白ければ最後まで見るんだから、その方がいいよ」
「数字がどう変化するか楽しみだな」
「何に対して対策したかがよくわかるお話」
「マジで対策して欲しかったからこれは朗報」

などの意見が寄せられている。

ちなみに、ネット住民たちがいう“対策”とは、不正に再生回数を増やす行為への対策という意味だと思われる。実際に、YouTubeもこういった不正を問題視している。日本版YouTubeクリエイターブログの「第三者から提供される動画再生サービス」というエントリー(2012年3月21日)では、

「『再生回数』が重要な指標の 1 つであるならば、有料で回数の水増しを請け負う業者が出現しても不思議ではありません。(中略)前述のような業者から『再生回数を買う』行為は YouTube の利用規約への明らかな違反となり、YouTube でも重大な問題として認識しています」

と、表明しており、「再生回数」よりも「再生時間」を重視するようになった背景には、不正な再生回数水増しへの対策という側面もあるようだ。

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