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遠隔操作ウイルス対策ソフト登場

2012.10.25 THU

噂のネット事件簿


遠隔操作ウイルスによる冤罪防止ソフト『パケット警察』。ログへの記録で冤罪を回避 ※この画像はサイトのスクリーンショットです
遠隔操作ウイルスによる誤認逮捕事件は記憶に新しいところだが、筑波大学発のベンチャー「ソフトイーサ」が10月22日、遠隔操作ウイルスによるえん罪防止ソフト『パケット警察for Windows』を無償でリリース。18日には、セキュリティソフト会社のトレンドマイクロが、遠隔操作で犯罪予告をする不正プログラムを駆除することができる専用ツールを無償公開しており、続々と対応の動きが広がっているようだ。

ソフトイーサがリリースした『パケット警察for Windows』は、パソコンの通信記録やソフトウェアの起動記録を自動的にハードディスク上に蓄積するソフト。遠隔操作ウイルスによってパソコンがウイルス作成者に操作された場合、ウイルスの起動記録や犯人の通信記録がすべてログに残るよう設定されており、これによってウイルス感染者の無実を証明したり、犯人を追跡したりするための有力な証拠として利用できる。
今回、立て続けに起きたえん罪事件は、誤認逮捕された大学生が取り調べの最中に警察から「認めないと少年院に行くことになる」などと自供を促されていた可能性や、警察関係者が記者発表で語った「犯人にたどり着くのはかなり難しい」というサイバー犯罪に関する対応の不備を表すコメントが報道されるなど、警察の対応や捜査のずさんさも問題視されており、一般パソコンユーザーにとっては恐ろしいことこの上ない事件として広く認知された。

『パケット警察~』については多くのニュースサイトやブログで取り上げられており、例えばニュースサイト『INTERNET Watch』の記事「遠隔操作ウイルスの冤罪から防衛、ソフトイーサが無償ソフト『パケット警察for Windows』」は、200件以上ツイッターで引用されるなど、ネット上の反応は大きくなっている。ツイッターでは、

「こうした防衛策も必要」
「以前からあっても良かったソフト」
「とても秀逸」

という声のほか、「昨今の事象に対するとりあえずは効果的にみえる対応策をDLしてみる」など、早速ダウンロードする人も。

なお、『パケット警察for Windows』は、ウェブサイトで無料ダウンロード後にインストールすれば、常時監視してくれる仕組み。警察の不手際により誕生したこのソフトだが、“警察”という単語を用いたことについては、「『警察のように犯罪を見張る』という意味で用いている」と述べている。

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