最近はやりとりNGの職場も増えていますが…

お歳暮相場は3000~5000円

2012.12.03 MON


お馴染みのクッキー詰め合わせと、環境にやさしいMSC認証つきの「キングサーモン西京漬け」。定番商品とともに「エシカルフード」も人気だ
提供/小田急百貨店(左)、ヨックモック(右)
仕事でお世話になっている取引先や上司に贈る「お歳暮」。かつてはビジネスマナーとして定着していたが、昨今は「虚礼廃止」の風潮を受け、やり取りが減っているようだ。そもそもこうした慣習はいつから始まったのだろう?

「お歳暮は元禄時代、武士が組合頭に対して日頃のお礼として贈る習慣として始まり、江戸時代に商人にも定着したとされています。ただ、最近はコンプライアンスの観点で取引先からの贈答を辞退する企業が増えています。以前は取引先の担当者が昇進すると〝昇進祝い〟を贈るケースも多かったのですが、人事情報や個人情報漏えい防止の流れを受け、こちらも減少傾向。贈る場合は、事前の確認が必要ですね」(トータルマナー代表取締役の田野直美さん)

とはいえ、先方の就業規則や社内事情が許すなら、「この時代に律儀な人」と印象をアップさせることもできそう。具体的にはどんなものを贈ればいいのだろう?

「かつての商家が贈るお歳暮は、PRを兼ねたものが主流でした。その名残が自社製品や社名入りタオルですが、最近ではパーソナルギフト化が進んでおり、使い勝手のいい商品券、あるいは洋菓子、海産物や加工肉、酒類なども好まれる傾向にあります」(田野さん)

小田急百貨店の担当者に売れ筋を聞くと、相場は3000~5000円ほどで、やはり「ビールの人気が高い」とのこと。ただ、取引先に贈る場合は「旧財閥系企業の方への配慮」が必要だという。

「一例ではありますが、三菱系ならキリンビール、住友系ならアサヒビール、三井系ならサッポロビール、という具合です」

また昨今の世相を反映して、「エシカル(倫理的な)フード」や、単身世帯向けのスモールポーション(少量)系商品も人気を博しているそう。コンプライアンスには注意が必要だけど、日頃の感謝をスマートに伝えられたらいいですね。 
(橋川良寛/blueprint)


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