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母が渡した携帯の使用契約書に賛否

2013.01.09 WED

噂のネット事件簿


この契約書の内容は、アメリカでも賛否両論を巻き起こしているとのこと。親子は、テレビのインタビューも受けている ※この画像はサイトのスクリーンショットです
1月4日に論壇サイト『ブロゴス』に掲載された記事「13歳の息子へ、新しいiPhoneと使用契約書です。愛を込めて。母より」が話題になっている。

米マサチューセッツ州に住む母親が、クリスマスの日に13歳の息子へiPhoneをプレゼントし、その際に“iPhoneの使用契約書”を渡すなど、息子とのやり取りをブログに投稿した。それを見たHana.bi氏が「あまりにも素晴らしい」と称賛し、和訳を同サイトで紹介したことで、注目を集めているのだ。

その使用契約書には、「メリークリスマス」のメッセージとともに、18のルールが記されている。そのルールは、

・パスワードはかならず私に報告すること
・学校がある日は7:30pmに携帯を私に返却します。週末は9:00pmに返却します
・iPhoneはあなたと一緒に学校には行けません
・このテクノロジーを使って嘘をついたり、人を馬鹿にしたりしないこと
・ポルノ禁止
・公共の場では消すなり、サイレントモードにすること
(和訳版を抜粋)

など。そして18個目には、「あなたは失敗する。そのときはこの携帯をあなたから奪います」と、すべてを総括するようなルールが書かれている。「健康で豊かな人間性を持った、現代のテクノロジーをうまく活用していける大人に育ってもらうため」に設けたというこれらのルールには、それを課す母親の思いや理由も書かれており、母親がどれだけ息子を心配しているかが伝わってくる。

この契約書に感銘を受ける日本のネットユーザーが多数現れた。ツイッターには、

「母親の愛情が凄い伝わってくるとともに、息子にこういう事が出来る親子の関係が素晴らしいと思う」
「13歳ならこのくらいの約束が必要かと。ネットの基本も書いてあって良い契約書」
「素晴らしい。ただその一言に尽きる。高校の入学祝いにスマホをプレゼントする親御さんが増えてるが、是非こういった取り組みを」
「素晴らしい。しかしポルノを禁止しても思春期の男の子はそのハードルをきっと乗り越えるであろう」

などの声が書き込まれ、『ブロゴス』内で行われた「iPhoneを子供にプレゼントするとき、このような使用契約書は必要ですか?」というアンケートでも、「いる」が81%、「いらない」が19%(1月8日0時時点)となり、契約書の内容に賛同する人が多数だった。

一方で、ツイッターでは否定の意見も多く書き込まれており、その声は、

「人の感じ方って様々なんだな。心底気色の悪い親だと思った」
「このカーチャン、うちの親ソックリだわ。プライバシーも糞もないな。その上押し付けがましい。反吐が出る…」
「この契約書を見ていると、我が子を1人の人間ではなく、親にとって都合の良い傀儡として育てていると言う事がはっきりと分かってくるよね……。ちょっと引いた」
「この母親は、息子をペットにでもしたいの? ちょっと理解できないな」

などといった具合だ。ルールの1個目として書かれた「これは私の携帯です。私が払いました。あなたに貸しているものです。私ってやさしいでしょ?」という文にいら立ちや母親のエゴを感じるコメントも見られた。

子どもがネットとつながりを持つようになるということは、多くの親にとって心配なこと。使い慣れていない未成年者には、保護者が制限やルールを教える必要があると考える人も少なくないだろう。しかし、この“徹底している”ともいえそうな契約書は、一部の人には疑問を呈する内容だったようだ。

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