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ネットしない?孤立無業のSNEP

2013.02.25 MON

噂のネット事件簿


ウォール・ストリート・ジャーナル日本ウェブ版に掲載された「SNEP」の記事。男性アイドルグループ「SMAP」を思い出したのか、「ジャニーズっぽいw」という意見も ※この画像はサイトのスクリーンショットです
もはや定着したといえる「ニート」という言葉。学生でもなく職業訓練もしていない15歳から34歳までの若年無職者のことを指す言葉だが、それに続く存在として「孤立無業者=SNEP(スネップ)」なるものが話題となっている。

「SNEP」とは、「Solitary Non-Employed Persons」の略で、20歳から59歳までの学生ではない無職の未婚者で、一緒にいた人が家族以外に連続2日間いなかった人々を表す言葉。つまり、友人や先輩後輩といった人間関係を持たず、社会的に孤立してしまった無職者のことである。

2月20日に、ウォール・ストリート・ジャーナルの日本版ウェブサイト『JAPAN REALTIME』が「孤立無業者『SNEP』が急増中」という記事を掲載してことで、ネット上で「SNEP」に注目が集まることとなった。同記事によると、「SNEP」の数は2001年では80万人だったのが、2006年には112万人に増加しているという。

2ちゃんねるでは同記事に関連して「『ニート』や『フリーター』はもう古い!  『SNEP(スネップ)』が急増中」というスレッドが立てられた。この新たに紹介された「SNEP」という存在について、ネット住民たちは、

「ニートよりもずっと語感が悪いから流行らない」
「コンビニの店長と深夜に世間話してる俺はセーフか」
「すねかじりのプロのおまえらにぴったりじゃねえかw」
「今年35でニート卒業、これからはスネップか」

などと反応している。これら書き込みを信じるならば、「SNEP」と呼ぶべき状況にあるネット住民もいるようだが、現実の「SNEP」は必ずしもネットと親和性が高いわけではないようだ。

『日本リアルタイム』の記事でも紹介されている、東京大学社会科学研究所の玄田有史教授による研究によると、「SNEP」のインターネット利用率は41.3%にとどまり、孤立していない無業者に比べると20ポイントも少ないという(2006年のデータ)。

同研究では「スネップは電子メールなどインターネットの利用も少なく、パソコンゲームやテレビゲームの利用頻度も特別に多いとはいえない」と分析。2ちゃんねるに頻繁に書き込んでいるネット住民は、「SNEP」の典型ではないようだ。

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