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米で話題のプログラマー養成学校

2013.03.25 MON

噂のネット事件簿


インテリジェンスのプログラマーの平均年収調査結果。初任給は同世代のなかでもよいほうだが、なかなか年収があがりにくい傾向が強いようだ ※この画像はサイトのスクリーンショットです
最新テクノロジーニュースなどを紹介するサイト「WIRED」が、「仕事に就くまで、学費は支払わなくていい」というサンフランシスコのプログラマー養成学校を紹介し、日本のネット上で話題になっている。

この学校の名は、「Appアカデミー」。同校では9週間、毎週90時間のレッスンを提供するが、学費については、Appアカデミーを卒業して仕事を見つけたら、初年度の年収の15%を支払うという契約で、就職した時点から6カ月かけて支払えばいいのだという。卒業した一期生15人のうち14人が仕事を見つけ、彼らの年俸は平均8万ドルを超えるという。

インテリジェンスの調査によると、日本のSE・プログラマーの平均年収は20代で365万円、30代で458万円、40代で560万円であり、就業1年目から平均8万ドル(日本円で700万円を超える)というと、かなり高額であることが分かる。2ちゃんねるのニュース速報板でも「授業料無料でプログラミング勉強して、就職できたら学費を払う学校が話題 平均年収は760万超え」とスレッドがたてられた。

同校が長時間の授業のスパルタ教育なうえ、日本ではよくIT技術者たちの薄給過酷労働っぷりがネタにされるとあって、スレッドでも

「週90時間…週6でも1日15時間(。・ω・。)」
「日本じゃ無理だろうな」
「外国と性格、性質がまるっきり違う」
「なんで日本と外国でこんなに身分格差があるの」

など、技術に対する教育と報酬の考え方の違いを指摘する声が多数あがっているほか、「教育について考えさせられるな  これはすごくいいアイデアではあるが、返済能力がない場合はどうなるんだろう」という声も。

現在、アメリカでは学生ローンの返済遅延が大きな問題となっており、ローンではなくきちんと収入を得てから学費を払うという同校の仕組みは、そんな社会情勢を受けた施策であるともいえる。大和総研ニューヨークリサーチセンター・エコノミストの笠原滝平氏が今月12日に発表したコラムによると、リーマン・ショック後、数年たっても学生ローン残高は増勢が続いており、返済遅延率が上昇していることを指摘。ひとくちに“就職できたら学費を払えばいい”といっても、根底には様々な問題があることを考えさせられる。

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