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秋元康の無報酬協力募集に非難殺到

2013.04.09 TUE

噂のネット事件簿


経済産業省が開設しているクールジャパンのポータルサイト。掲載されている情報は、日本語と英語で公開されているが、日本語のみの記事も見られる ※この画像はサイトのスクリーンショットです
政府は4月3日、2回目の「クールジャパン推進会議」を開催し、日本のポップカルチャーを海外に売り込む方策を議論した。会議のなかで、日本のクリエイターに対して無報酬での協力を求める旨の発言や文言が飛び交い、これがネット上で激しい非難にさらされている。

「クールジャパン」とは、経済産業者をはじめとして、欧米やアジアで人気の高いアニメやマンガ、ファッションなどで内需の掘り起こしや外需の取り込み、産業構造転換を試みるプロジェクト。3日の会議には、クールジャパン戦略担当大臣の稲田朋美氏や担当閣僚、さらに秋元康、角川歴彦、金美齢、コシノジュンコら各氏が参加した。

ネット上で波紋を呼んでいるのは、秋元康氏の発言だ。報道によれば秋元氏は、日本中の優秀なクリエイターの結集を呼びかけたうえで、アニメやアート関係者に、ポスターやキャッチコピーその他で無報酬での協力を求めるよう提案。それに対し、ネット上では、

「自分たちが報酬を得ていてクリエイターにただ働きせいというのは虫がよすぎますよ」
「日本のコンテンツを海外に『売るため』の会議をしている人達が、クリエーターに対して『無報酬』協力を求めるよう提案というトンデモなニュース」
「AKBで億単位の金稼いでるPが無報酬で働けってサ」(原文ママ)

と、厳しい意見が相次いだ。時事通信の「国内クリエーター結集を=クールジャパン推進で―政府」という記事は、7500件以上にのぼるツイート数を記録。2ちゃんねるのスレッドへの書き込みも2100件以上に到達(8日9時現在)。それを受けてか、経産省の要請とは関係のないネタもネット上で話題になっている。ニュースサイト「ガジェット通信」が、「クールジャパン『無報酬』の次は『掲載料5万円負担』? イラストレーターに送られて来たメールの内容がTwitterで話題に」という記事を掲載すると、こちらに対するツイート数も1200件以上に上った(8日9時現在)。

そもそもネット住民の間では、彼らの守備範囲であるアニメやマンガを売り込むクールジャパンに対して嫌悪感が強かった。今年1月に政府がクールジャパンに500億円を拠出すると決めた時から、彼らの反応は、

「そもそもマンガやらアニメやらをやたら表に出そうとする動きだけでもウザイのに
それを世界にバラ撒こうなんてなぁ」
「まぁどっかの企業に吸われて終わりなんだろうなぁ」

と、極めて冷ややかで、2月に秋元氏へのクールジャパン会議参加が伝えられた時の反応も、「はいおわった」「もうヤダこの国」「AKB商法は日本だから上手く行ったのに」と、ネガティブなものばかりだった。

そして、そんなネット世論が醸成されたうえでの秋元氏の「無報酬で…」発言は、まさにクールジャパン批判に火に油を注ぐようなもの。その後「もしドラ」の作者・岩崎夏海氏が秋元氏の発言を擁護して、これまた批判にさらされるなど、クリエイターへの無報酬協力募集問題に関する論争は今も続いている。

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