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ヤフーが検索語から景気指数分析

2013.04.19 FRI

噂のネット事件簿


内閣府よりも一足早い予測レポートが可能なのがウリ。検索語から読み取る分析も興味深い ※この画像はサイトのスクリーンショットです
長いあいだ不景気、不景気といわれてきた日本。しかしここにきて「アベノミクス」の経済効果などで、日本の景気についてにわかに関心が高くなっている。そんななか、4月16日、ヤフーが、Yahoo! JAPAN内にある“ビッグデータ”と呼ばれる様々なデータを分析し、いち早く「景気の今」を把握する――という試みを開始すると発表した。

そもそも景気については、内閣府が景気動向指数を発表しているが、ヤフーでは、景気の「今」を可視化するために、主に「Yahoo!検索」のデータを基にし、独自の分析方法を用いて景気を予測する「Yahoo! JAPAN景気指数」を新たに策定することに挑戦。

この試みについて、具体的には、内閣府が毎月発表している「景気動向指数」のなかから「一致指数(以下、「景気動向一致指数」)」を基準として、毎日大量に検索されるキーワードのなかから「景気動向一致指数」の推移と相関のあるものを見つけだすことから始めたという。

2012年中に検索された検索キーワードの全約75億種類のなかから毎日一定回数以上検索された約60万キーワードを抽出。そして、そのキーワード群すべての2009年12月から2013年2月までの月間検索数の推移と、「景気動向一致指数」の推移の相関を調べたところ、景気の動きに対し相関性の高い動きをしていると予想されるキーワード群がみえてきたとのこと。

こうして「景気動向一致指数」と相関の高い語を選出し、それらの検索語間で相関の高い語を独自に統合し、分析することより、「Yahoo! JAPAN景気指数」を策定。これを内閣府の「景気動向一致指数」と比較すると、おおむね一致したことから、ヤフーでは「かなりの精度で景気動向一致指数の予測が可能なのではないか」とする。

ヤフーが発表することのメリットとして、月1回の発表である内閣府の「景気動向指数」に比べ、「Yahoo! JAPAN景気指数」の算出は週単位での景気観測も可能だという。

なお、景気動向指数と強い相関性があるキーワードで、検索が増えれば景気指標も改善する傾向にある言葉は、「ターニングポイント」「年収1000万円」「ヴィトン ショルダーバッグ」「ショートヘアカタログ」「国産車」など、反対に検索が増えれば景気指標が悪くなる傾向にあるのは、「ろうきん」「帝国データバンク」「商工リサーチ」「雇用」「減損会計」などだったとのことだ。

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