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近畿大学 ネット出願に完全移行

2013.04.23 TUE

噂のネット事件簿


近畿大学の入試情報サイト「Touch!」。大学情報や過去の問題が提供されるほか、サイト会員限定の交流サービスも ※この画像はサイトのスクリーンショットです
近畿大学は4月16日、2014年度の入試で紙の願書を廃止し、インターネットによる出願に完全移行することを発表した。

2009年度の入試よりネット出願を採用していた近大だが、ネット出願の利用率は、2009年度は6.52%だったものの、2012年度が3.40%と、あまり普及せずにいた。そこで2013年度の入試で、紙の願書の廃止を念頭においた「近大エコ出願」をスタート。ネット出願者に対し検定料の3000円割引を実施すると、ネット出願件数が2012年度の3767件から8万2030件にまで増加。ネット出願率も全体で64.4%、後期入試においては当初の目標だった70%に達した。

この「近大エコ出願」の成果を受けて、2014年度からは全学部で紙の出願を廃止し、完全ネット出願に踏み切ることとなった。近大のプレスリリースでは、「この全国一の志願者数を誇る本学の取り組みが呼び水となり、全国の大学に波及すれば、地球環境保護という点からも多大なる貢献が出来ると考えています」とコメントしており、全国的なネット出願の普及を見据えている模様だ。

入試情報サイト「Touch!」を開設し、会員登録した受験生に大学に関する最新情報や、過去問題を無料提供するなど、入試において積極的にネットを活用してきた近大。完全ネット出願移行も、近大としては自然な流れだったといえそうだ。ネット住民たちも、この流れを歓迎しているようで、ツイッターを見ると、

「良い流れだと思います。手書き至上主義どんどん消えてくんねーかなー」
「いいぞ。他の大学も続け。ついでに履歴書、職務経歴書も紙廃止になれ」
「ネットがない環境へのフォローがあるならおもしろい試みだと思う。だんだん広がっていくのかな?」

などの意見が寄せられていた。一方で問題点としては、

「これさぁ、いいとは思うねんけど、やっぱ、未だに家庭の事情でネット繋げてない家庭ってあるんじゃないのかな?不公平になるよねぇ」

と、ネット環境のない受験生を排除することになりかねないという指摘もあった。近大のプレスリリースによると、「ネット環境がない志願者に対しては、コールセンターによる電話受付などの代替出願方法も検討」しているという。

近大とほぼ時を同じくして、東洋大学も2014年度入試での完全ネット出願を発表。今後、ネット出願が主流になっていくかもしれない。

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