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北米が富裕層人口でアジアを逆転

2013.06.19 WED


画像提供元/YUCASEE MEDIA(ゆかしメディア)
仏調査会社キャップジェミニとRBSウエルスマネジメントは18日、世界の富裕層のマクロ動向をまとめたレポート「ワールドウエルスレポート2013」を発表し、富裕層人口は、北米が、アジア太平洋を再び逆転し、新興国から米国に富の移転が起きたことが明らかになっている。

このレポートは17年続けて発表しており、世界の富裕層の富の動向を測る最も有名なレポートとしても知られる。

2012年の動向をまとめた最新版によると、資産100万ドル(約1億円)以上の富裕層人口は、対前年比9.2%増の1200万人になったことがわかった。

全体的には2011年は、世界的な景気低迷や動乱、大災害などで富を失う人も多く出たために厳しい年となり、2008年以来の富裕層人口減少となった。しかし、2012年は、アジアが引き続き高い伸びを示したことと、北米の景気が好転したことも大きく寄与している。

地域別では最も多いのが北米で、同11.5%増の373万人(12.7兆ドル)となり、アジア太平洋の同9.4%増368万人(12.2兆ドル)を再逆転した。

 昨年は、株式市場の相場環境が良かったこともあり、アップルが時価総額世界一になったり、また、IPO(新規株式公開)が数多く出るなど、そうした事情が影響しているのではないか、と考えられる。

特にフェイスブックでは、昨年5月の公開時点で9人の大富豪(10億ドル以上)が誕生するなど、100万ドル以上の富裕層は数多く誕生したと見られる。

また、それを示すかのように北米の富裕層の株式資産が37.2%に伸びているのだという。これは、IPOにより潤ったり、あるいはNYダウが現在は史上最高値を更新していることもあり、来年のレポートでは、さらに北米の富裕層が増えることも考えられる。

アジア太平洋(日本のぞく)の場合、不動産資産が24.6%に増えており、地価や物件の価格上昇が反映されているようだ。

全体の資産の内訳は多い順に、現金28.2%、株式26.1%、不動産20.0%となった。

記事提供元/YUCASEE MEDIA(ゆかしメディア)

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