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Winny開発者の早すぎる死に追悼

2013.07.10 WED

噂のネット事件簿


急逝した金子氏の個人サイト。自作のプログラムを複数公開している。最後の更新は亡くなる約1カ月前 ※この画像はサイトのスクリーンショットです
P2Pファイル共有ソフト「Winny」の開発者の金子 勇氏が7月6日、急性心筋梗塞により42歳で死去したことが明らかになり、ネット上に驚きを与えている。

金子氏は、東京大学特任助手だった2002年5月に「Winny」を公開。当時、2ちゃんねるでWinny開発を宣言した時のレス番号から「47氏」と呼ばれることもある。

Winnyは、個人のパソコン同士をつないでファイル交換をするソフトだが、匿名性が高く、違法なコピーファイルの交換に使われることも多い。2003年11月にWinny利用者が著作権法違反で逮捕されると、2004年5月には金子氏も著作権法違反ほう助の疑いで逮捕・起訴された。2006年の第一審では罰金150万円の有罪判決が下されるも、控訴審で無罪判決。さらに、2011年に最高裁は検察側の上告を棄却し、金子氏の無罪が確定した。

著作権侵害のほか、利用者のウイルス感染による情報漏洩などもあり、負の面がクローズアップされることの多いWinny。違法ダウンロードが厳罰化された影響や、その使用を制限するプロバイダが増えたことなどで、Winny利用者は減少傾向にあるものの、有用なツールだったと考えるネット住民も少なくないようだ。2ちゃんねるの「【速報】Winny開発者の金子勇さん 急性心筋梗塞で死去 #47氏」というスレッドを見ても、

「マジかよ
47氏にはお世話になりました」
「後に出た他のP2Pソフトに比べて、プログラムの完成度は桁違いだったな」
「2ちゃん葬にしてもおかしくないぐらいの偉人」
「日本の貴重な才能が」
「この人の功績は大きいよな
規制規制の日本は良い開発者がいるのにも関わらず、世界におくれた」(原文ママ)

などと、金子氏の功績を称えるとともに、早すぎる死を悼むネットユーザーが多かった。

2012年12月から東京大学情報基盤センター特任講師を務めていた金子氏は、個人のウェブサイトを開設し、自作のプログラムを公開していた。今年6月8日には、「物理演算とAIベースの格闘ゲーム」になる予定だという「NekoFight」というプログラムの最新版 「Ver 2.4」を発表している。

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