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二次利用には「同人マーク」

2013.07.22 MON

噂のネット事件簿


まずは「実証実験」を行い、マークをつけて発生する問題点や効果を調べるという ※この画像はサイトのスクリーンショットです
特定非営利活動法人コモンスフィアは、 同人活動に関する著作権者の意思表示ツールとして、今年「同人マーク(仮)」をリリースする予定だと発表した。それにあたり、7月17日からマークのデザイン案の募集が始まっている。

「同人マーク(仮)」は、著作権者が第三者による一定範囲の二次創作活動を認める意思表示のマーク。漫画家の赤松健氏が原案者で、基本コンセプトは以下の3点。

1 作家が自分の作品について付けるもの(作品を公開するホームページ上や雑誌上などで)
2 第三者による二次創作同人誌の配布を同人誌即売会で行うことを認める(ただし、デジタルデータは除く)、という意思表示であること
3 もとの作品の全部または一部をそのままコピーして配布することは認めない(2次創作のみ許容する)こと

つまり、「同人マーク(仮)」が付いているマンガ作品などについては、同人誌即売会などでの二次創作活動が、公式に認められることになる。

コモンスフィアによると、コンテンツ向けの著作権の意思表示ツールとして広く使われている「クリエイティブ・コモンズ・ライセンス」は、原則として一定の条件を守れば作品をコピーできることを前提にしているが、“同人文化”の求めているツールとは違うのでは、という指摘が以前からあったという。

また日本のTPP参加により、著作権を侵害した人を、検察官の独自判断で起訴できる「著作権の非親告罪化」が行われれば、二次創作やパロディー作品が取り締まりの対象になる可能性が懸念されている。

Twitter上での反応は、「これはいいかも」という声がある一方で、

「2次創作同人誌が安全に頒布出来るようになると謳ってますが、中身を不問とした場合著作権者がブチギレる可能性が。さりとて差を設ける事も出来ず、理想とはほど遠いことになりそうな気がします」

とまだまだ慎重な意見も多い。なお、このプロジェクトは講談社公認。赤松氏は、今後『少年マガジン』で発表される新連載から「同人マーク(仮)」を使用していくとのことだ。

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