関西で話題のメニューが関東進出中

各店が競うB級グルメ「キムラ君」

2013.08.17 SAT


キムラ君関東一号店「讃岐うどん 蔵之介」。同店は、メディアでもたびたび紹介されている讃岐うどんの名店
「キムラ君はじめました」。

飲食店で、最近こんな張り紙が増えている。なかには、「『キムラ君はじめました』はじめました」と記す店も。キムラ君って、何!?

実はこれ、“キムチ+食べるラー油(ごま油でも可)を使ったメニュー”のこと。2011年に、大阪にあるうどん店「釜たけうどん」難波千日前本店が、夏向けアイテムとしてメニューに加え「キムラ君」と命名したのがはじまり。シャレで“キムラ君はじめました”というポスターも作った。

「近所の飲食店の方にもやってみーひん? と話したら皆、乗ってきて。キムチとラー油さえ使えば、他はどんな材料を使っても、どんな料理でも“キムラ君”。ロイヤリティも届け出も必要なく、やりたい人がいたらどんどんやったらいい、ということになりました」(釜たけうどん・キムラめろこさん)

「釜たけうどん」「中華そば〇丈」「立ち呑み にと」「鉄板野郎」の4軒ではじまった「キムラ君」は瞬く間に地元・千日前で増殖。地元のローカルテレビ局で話題になると、「キムラ君」を出す店は1年で約130店舗になった。

「これはブログに連絡くださったりして私たちが知っている数。登録義務はありませんから、実際にはもっとあるかもしれません」(同)

「キムラ君」には、うどんだけでなく、カレー、ハンバーガー、ラーメン、水餃子、はたまたチーズとキムチのマリアージュまで、様々なアイテムがある。ちゃんこ鍋店の『キムラちゃん』、サンドイッチ店の『キムラサン』もあるなど、レシピどころかネーミングも自由だ。

さらに、お菓子や食品会社がコラボ商品を発売して話題になったほか、SNSを通じてその存在は山口県、香川県、石川県など全国各地に拡散。今年新たに「キムラ君」をはじめた店は50店舗以上に。

東京エリアでは昨年は2軒が確認されていたが、今年になって新たに5軒が増えている。このままじわじわ広がれば、日本各地で個性的な“ご当地・キムラ君”が誕生するかも!
(駒形四郎)

※この記事は2012年8月に取材・掲載した記事です

  • 「讃岐うどん 蔵之介」のキムラ君2012年バージョン。手打ち讃岐うどんに、キムチ、自家製らー油、肉味噌を絶妙な按配で絡めた同店の「キムラ君」は、決して“飛び道具メニュー”ではない絶品!
  • 店の入り口にはこんな看板も。こうやって広まっていけば関東で定着する日も近い!?

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