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大迫勇也「半端ない」と評される訳

2013.07.30 TUE

噂のネット事件簿


「大迫 半端ない」で検索したYahoo!リアルタイム検索画面より(2013年7月28日16時時点)。「後ろ向きのボールめっちゃトラップするもん~」という言葉は、記事中の滝川第二高校の選手が発していた言葉だ ※この画像はサイトのスクリーンショットです
7月25日に行われたサッカー・東アジアカップの日本対オーストラリア戦は、日本代表が3-2のスコアで勝利をおさめた。この試合で2得点の活躍を見せたのが、鹿島アントラーズに所属するフォワード・大迫勇也だ。

「Yahoo!リアルタイム検索」で調べると、同日20時から22時というちょうど試合が行われていた時間、ツイッターでは「大迫」というワードが入ったツイートが3万2845件投稿されており、日本代表を勝利に導いた大迫への注目度の高さがうかがえる。そして、この約3万件のうちおよそ1割のツイートには、ある共通した言葉が入っていた。それは、「半端ない」という形容詞だ。

若者が、“すごい”や“素晴らしい”といった意味で使うこの「半端ない」という言葉。数えてみると、3万2845件のうち計3199件(「半端ない」が2453件、「ハンパない」が469件、「はんぱない」が277件)のツイートに入っている。もちろんこれは、偶然ではない。大迫が「半端ない」と形容される理由は、彼の高校時代にさかのぼる。

大迫は高校3年生の時(2008~2009年)に、鹿児島城西高校の選手として第87回全国高等学校サッカー選手権大会に出場。鹿児島城西は同大会の決勝戦まで進出し、惜しくも敗れて準優勝という結果に終わるも、大迫は大会を通して10得点という1大会最多得点記録を更新する活躍を見せた。

そして大会中、そんな大迫を「半端ない」と評したことで注目された選手がいたのである。それは、鹿児島城西に敗れた滝川第二高校の主将だった選手だ。大会中放送されていた日本テレビの「高校サッカー」の特集番組では、敗退校の試合後のロッカールームの様子が紹介されていたのだが、同選手は鹿児島城西に敗退した後のロッカールームにおいて、涙を浮かべて悔しさをみせながらも、「大迫、半端ないって。アイツ半端ないって」と大迫のプレーを称賛していたのだ。この場面が、高校サッカーファンのあいだでは「清々しい敗者を映した名場面」として語り継がれ、大迫がプロとなった現在でも広く知られているのである。

つまり、オーストラリア戦の際に書き込まれた約3000件の「半端ない」という言葉は、この場面を“元ネタ”にしたものなのだ。その抜粋は、以下の通り。

「大迫半端ないって!!!!!!」
「代表で半端ない大迫がみれるなんて」
「まぁ近い将来ネイマールも泣きながら『大迫半端ないって』と言うときがくるだろう」
「明日の新聞の見出しは、『大迫半端ない』」
「うわー、俺が観てない時に限って大迫半端ないってがゴール決めてるよ」
(すべて原文ママ)

最後のコメントのように、「大迫半端ないって」というフレーズ自体が大迫個人を表すものとして使われている投稿が多く見られる。さらに、「半端ない人2点も取ってる。半端ない」というツイートもあり、大迫は一部サッカーファンのあいだでは“半端ない人”で通じるようだ。

2013年現在23歳と、まだまだ将来の飛躍が期待される大迫。これからも、クラブや代表で大迫が活躍を見せるたび、ネット上では「半端ない」という言葉が並ぶことだろう。

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