中国全土で偽人民元札。国内ではコミケでも…

もしも偽札を手に入れたなら…

2013.09.05 THU


平成22年の発見枚数は3609枚。偽造二千円札の枚数に関しては、327枚と過去10年でもっとも多かった
先日、中国で100元(約1200円)札の偽札が相次いで見つかったという報道がありました。さらに同じころ、日本国内の「コミックマーケット80」で偽造五千円札が発見されたなんて事件も…。いわゆる「偽札」事件って時折耳にするけれど、場合によっては僕らが偽札を手にする可能性もあるってことですよね。

万が一「偽札」をつかまされてしまった場合、どうすればいいんですかね?

「偽造通貨または不審な通貨を発見した場合は、直ちに110番通報するか、最寄りの警察署まで届けてください」(警察庁捜査第二課)

ま、まぁ、それはそうですよね。でも、「偽札」をつかまされたことに気づかずに、うっかり使ってしまう場合もあるのでは?

「一般論として、それが偽造または変造の通貨であることをまったく知らずに行使したことが明らかであれば、罪に問われることはありません。ただし、知っていて行使した場合は、刑法第148条第2項の偽造通貨行使罪(無期または3年以上の懲役)に問われることになります」

けど、「偽札」を警察に届けた場合、その金額分は警察で保証してもらえるんですか?

「偽造通貨を発見し、警察に届け出た場合であっても、真正な通貨と交換することはありません」(同)

1977年に『偽造通貨発見届け出者に対する協力謝金制度』という制度が設けられているが、これはあくまでも謝礼金的な意味合いのもので、偽造通貨に起因する金銭的な損失を補てんするものではないのだそう。

せっかく届けたのにあんまりだ! と思いつつも、よくよく考えてみれば、通貨を偽造した本人が換金狙いで警察に届け出るってことも考えられるわけで、当然といえば当然の対応か…。

とはいえ、損失を免れようと「偽札」と知っていて使えば犯罪行為。僕ら一市民としては、ただただ偽札をつかまされないよう、その撲滅を祈るのみですね。
(吉原 徹/サグレス)

※この記事は2011年10月に取材・掲載した記事です

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