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ボカロ曲が「繋がり」で視聴可能に

2013.09.02 MON

噂のネット事件簿


「Songrium」では、Google Chromeをプラウザとして推奨している。そのほかの対応プラウザは、Internet Explorer 9 以上、Firefox Version 18 以上、Safari Version 6 以上 ※この画像はサイトのスクリーンショットです
8月27日、ニコニコ動画やYouTubeといった動画共有サイト上にある「ボカロ」や「歌ってみた」などの音楽動画コンテンツの相互関係を可視化するサービス「Songrium」が公開された。このサービスは産業技術総合研究所(以下、産総研)が公開したもので、ユーザーはコンテンツの関連性を意識しながら音楽動画を視聴できる。

昨今、ネットユーザーを中心に大きなムーブメントとなっている「ボカロ」。だが、門外漢には何から聴けばいいのかすら分からない。同サービスは、そのような人が「ボカロ」の世界に入門することを助けるだけでなく、日々追加される楽曲を追いかけ続けるボカロファンたちの視聴活動を整理する手伝いも果たしてくれる。

同サービスには3つのインターフェースがある。「音楽星図」というインターフェースでは、オリジナルのボカロ曲がひとつの“惑星”として設定され、曲の人気度によって大きさが異なる。惑星をクリックすればその曲が再生されるとともに、「惑星ビュー」という画面で当該曲を制作したクリエイターの次回作や「歌ってみた」などの派生作品が矢印で表示される。ちなみにその矢印は、ユーザーがコメントとともに付加することも可能だ。

このほかに用意されているインターフェースは、「バブルプレーヤー」と「歌声分析」。「バブルプレーヤー」は一定期間のボカロ曲の歴史を、サビだけを繋ぎ短時間で聞くことができる 。「歌声分析」では、“歌ってみた”系動画を視聴できるとともに、歌声を解析した“男女度”を使って数珠繋ぎに聴くことができる。

産総研は、同サービスを開発した背景についてリリースで、

「音楽には派生以外にもさまざまな関係性があり、たとえば類似関係(歌詞のテーマや社会背景、曲調、雰囲気、演奏楽器などが同じか似ている)やクリエイターの人間関係(楽曲の作者・歌手・演奏者が同じ、あるいは、友人・師弟・同所属)などを人々が意識すれば、より豊かな鑑賞につながる」(原文ママ)

と述べている。

現在10万曲以上存在しているといわれるボカロ曲。産総研が提唱する鑑賞方法は、古くからある音楽鑑賞の楽しみに通ずるものだ。同サービスの登場は、“ボカロ”が音楽文化として成熟し始めたことを示唆しているのかもしれない。

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