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「ゲーセン少女は創作」発言で物議

2013.09.18 WED

噂のネット事件簿


9月20日にエンターブレインから出版される富澤南氏の小説『ゲーセンで出会った不思議な子の話』。帯には乙一氏が推薦文を寄せている ※この画像はサイトのスクリーンショットです
2ちゃんねるのスレッドをもとにした小説『ゲーセンで出会った不思議な子の話』が9月20日、エンターブレインから単行本として発売される。それにあわせて「ファミ通.com」に、作者・富澤南氏のインタビュー記事が掲載されたのだが、そのなかでこの物語が創作であったことが明言され、ネット上で物議をかもしている。

『ゲーセンで出会った不思議な子の話』は、2012年1月に2ちゃんねるのニュー速VIP+板に立てられた同タイトルのスレッドを原作にした小説。格闘ゲーム好きの大学生が、ゲームセンターで不思議な女性と出会い交流を深めていくが…という物語だ。

このスレッドを立てたのは富澤氏本人。その経緯について「出発点は、“ゲーセンにこんな子がいたらいいな”という私の妄想です。『こんな女の子がゲーセンに通っていたら、どんな物語が紡ぎだされるんだろう』と考えていくうちに、スレッドに書き込んでいました」と説明している。

つまり、すべてが創作だというわけだが、スレッドは、

「俺:大学生、さえない男
たまの休みや講義の空きにゲーセンに行って格ゲーをやるのが好きだった
そこであった話を、ちょっと書かせて欲しい」

という書き込みから始まる。その後もまるで事実であるかのようなニュアンスで連続投稿されているため、その内容が事実であると信じていたネットユーザーも少なくなかったのだ。

実は、『ゲーセンで~』がフィクションであることは、2012年の11月に富澤氏が2ちゃんねるで告白していたのだが、今回ファミ通. comのインタビューで改めて明言。さらに、J-CASTニュースで取り上げられたことで、ネット上で拡散されたのだ。2ちゃんねるでは「『ゲーセンで出会った不思議な子の話』はフィクションだった」というスレッドが立ち、

「そうだったのか
良い話だったのに残念すぎる」
「いろんな意味で面白ければフィクションだっていいじゃん」
「まあ泣けたしいいや」
「(掲示板の物語は)基本的に全部創作だと思って読んでる」

など、様々な意見が交わされている。事実だと思っていたネットユーザーにとって創作であったことはショックだったようだが、“事実か否かについてはあまり気にしない”という意見も多かった。

また別の「【ネット】2ちゃんねる”感動話”『ゲーセンで出会った不思議な子の話』実はフィクション ユーザー『感動した俺の気持ちを返せ』」というスレッドでは、

「この話は嘘かどうか、という楽しみ方をするのが
現代の感動話の読み方」
「実話じゃないと感動できないってのが駄目
本当の話だと信じてたって事は、その作者にストーリーテラーとしての才能があったということじゃん」

など、フィクションであることは大前提として、“それを事実だと思わせた富澤氏の文才を評価する”という意見もあった。

様々な意見があるが、第2の『電車男』とも言えるこの小説。以前スレッドで読んだユーザーも、フィクションとして改めて楽しめるのでは?

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