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昼が数時間延長? 超新星爆発の噂

2013.09.30 MON

噂のネット事件簿


ちなみに河合教授によると、「短い記事の中に5点ツッコミ所があるので、興味のある方は探してください」とのこと ※この画像はサイトのスクリーンショットです
様々なロシア内のニュースを紹介するサイト「The Voice of Russia」が、9月25日、ハワイのマウナケア天文台の内部情報によれば、巨星ベテルギウスが数週間あるいは数カ月以内に“超新星爆発が起こる明白な兆候”を表していると伝えている。同記事では、それにより「夜空の一角が突如輝きを増す。その明るさは最低でも満月と同等、もしかしたら太陽と同程度」になり、「その状態が6週間続く」という。

さらに「つまり一カ月半の間、地球の一部区画に『白夜』が訪れるということ」「残りの区画でも『昼』が数時間延長する」としたこの記事は、ネット上でも大きな関心を引きつけている。フェイスブックの「おすすめ」は1万以上、Twitterでも5000以上の投稿数だ(9月27日10時現在)。

Twitterでは、「え?これほんと?」と気になった人が多数RTしているが、

「明らかに科学的根拠を欠いたデマです。誰が作るんだか」

と、そもそもの情報元も定かではないし、デマではないかと見る専門家も。東京工業大学・理学部物理学科で、宇宙最大の爆発現象を研究テーマとする河合誠之教授は、

「ベテルギウスの超新星爆発で2つの太陽が現れるといういつもの与太ロシア記事。光度は光束の立体角密度だ。ベテルギウスは点にすぎないので、ギンギラギンの星があられるわけで、地上を照らす力は太陽どころか満月にさえ及ばない」

とツイートした。

一方2ちゃんねるのニュース速報板には、「【超衝撃重大速報!】地球を間もなく2つの太陽が照らす!『白夜』か『昼』が数時間延長に!!!!!」とスレッドが立てられた。そこでは、「どうにかしていつごろ起こるとか調べられないものかなぁ」「どこの地域で見られるんだろ」と気になる人も存在するものの、“昼が長くなる”ことについて、

「またサービス残業か増えるのか」
「簡単に言うとサービス残業が増えるの?」
「※労働時間が増えます」
(すべて原文ママ)

なんていうツッコミ(?)も。

デマだとしても、記事を知ったことで遠い宇宙の星に思いを馳せ、一瞬でも“日常を忘れることができた”人が多いなか、多くの2ちゃんねるユーザーたちは、どこまでも“現実的”であった。

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