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ラノベ新人賞 盗作騒動に作者検証

2013.12.02 MON

噂のネット事件簿


続くツイートによると、次の金曜日(12月6日)に次の指摘を行う予定とのこと ※この画像はサイトのスクリーンショットです
11月、「星海社FICTIONS新人賞」を受賞した作品『ロジック・ロック・フェスティバル 探偵殺しのパラドックス』(中村あき)について、ネット上では古野まほろ著の『天帝のはしたなき果実』(講談社)に似ているという指摘が上がり、議論を呼んでいた。

11月25日。Amazonのレビューに「細かいところからここを同じにしてはいけないだろうという大きなところまで、明らかに数年前の某M賞受賞作を連想させられます」という声が挙げられた。その後、2ちゃんねる・文芸書籍サロン板のスレッド「【座談会】星海社FICTIONS新人賞19【賞金総取り?】」で、

「ロジックロックフェスティバル読んだ。これ古野まほろの『天帝のはしたなき果実』のパクリなんじゃないのと思ったのは俺だけか」(原文ママ)

という声が上がると、同調する意見が多数書き込まれた。その後まとめサイトが取り上げたことなどで“パクリ疑惑”が2ちゃんねるだけでなく、ツイッター上にも広く拡散。すると古野まほろ氏が、Twitterアカウント「古野まほろ広報室(@Mahoro_Furuno)」で、

「『どういうおつもりだろう?』と驚き、悲しんでいます。事前の手紙1枚、電話5分で私は納得し、とても嬉しく思うのに…その手間こそ『敬意』(hommage)だと私は思います(古野) 」

とのコメントを発表した。なお、古野氏は、

「本歌取りは日本の伝統、本格の伝統です」
「私は、元の和歌が分かるマナーのある本歌取りなら、むしろ嬉しく思います。逆なら悲しい。私は、話もせず真実も知らず、人を断罪することは、不正義だと考えます(古野)」
(すべて原文ママ)

と、「盗作」とみなしているわけではなく、あくまでも作品の参考にしたいなら「一報欲しかった」という考えを表明した。

これらの騒動を受け、11月29日、星海社はコメントを発表。作品を精査した結果、

「今回の『盗作』疑惑につきましては完全な事実無根であることを表明いたします」
「『ロジック・ロック・フェスティバル』の著者であるところの中村あき氏には非は一切ございません」

とした。

これに対し、古野氏側は、これまでは「著者の方の名誉と将来のため、具体的指摘を避け」ていたものの、類似点の多さの指摘について「それすら非のない方への中傷と言われれば、非は私にあることになる。ならば、相当数あるうちの1つだけ、まずお示ししましょう」と徹底抗戦の構えを示している。

通常、こういった“パクリ・パクられ”騒動になった際、ネットユーザーが比較検証を行うことも多いが、前出の2ちゃんねる板では、「作者本人が検証やってるから、今回は周囲も本人からの証拠の出揃い結果待ちだな」と静観の姿勢。収束にはしばらく時間がかかりそうだ。

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