東京スカイツリーからのTV電波、もう確認した?

TVが映らない?電波障害にご注意

2014.01.18 SAT


「東京タワーより高い東京スカイツリーから電波を発信するため、基本的には今より電波環境はよくなると考えられますよ」(西さん)
2013年春、NHKと民放6社が東京タワーから東京スカイツリーへと、TV電波の送信所を移す予定だ。その移転に備え、「試験放送」が行われているのはご存じだろうか。昨年末から、関東1都6県を対象に、毎週土曜午前4時58分からの2分間、NHKと民放の放送を東京スカイツリーからの送信に切り替えている。しかし、受信確認のために行うなら、もっと視聴者の多い時間帯のほうがいいのでは?

「その通りですが、ゴールデンタイムに実施して不具合が生じてしまった場合、テレビ局への苦情が殺到しかねません。そのため、視聴者が少ない時間帯に行っているのです」

そう教えてくれたのは、放送・通信関係のコンサルタントを手がける西正さん。土曜の朝方にチェックするのは、結構しんどいな…。

「試験放送を実施する2分間で、6チャンネルすべて見るのがベスト。NHKでは試験放送中にデータ放送を見ると、受信障害があるかどうか確認できます。ただ、その時間に起きるのも大変なので、その時間帯だけ録画するという手もあります。2月末まで毎週行われるので、6チャンネルを順番に録画してチェックしてみましょう」

それなら、わざわざ起きなくて済みそうだ。ただ、昨年12月22日に試験放送を行ったときには、受信障害の報告が多かったとか。東京タワーより高い東京スカイツリーのほうが、電波も遠くまで飛ばせそうなのになぜ?

「原因は複数あると思われます。例えば、電波の発信源が変わったことで、自宅のアンテナとの位置関係にズレが生じた可能性。あるいは、ブースター(電波増幅機器)を利用することで信号が過大になり、かえって障害につながっている可能性も考えられます。もしくは、地デジが関係しているかもしれません。地デジは、『UHF』という直進性の強い電波を使っているため、ビルなどの障害物にぶつかると止まってしまう可能性があるんです。高いところから送信すれば、高い建物の影響は受けにくくなりますが、場所が変わることで新たな障害物が生まれることはありえますね」

もし電波障害が起こったら、どうすればいいのだろう。

「電気屋さんにアンテナの方角を調整してもらったり、障害物があるならブースターをつけて電波を受け取りやすくしたり、解決策はあります。原因がわからなければ、『東京スカイツリー移行推進センター』の相談窓口に電話してみるのもいいと思いますよ」

「影響が出ない世帯は限りなく100%に近い」ともいわれているが、実際に目で見て確認してこそ安心できるというもの。土曜の朝の試験放送、チェックしてみよう。
(有竹亮介/verb)

※この記事は2013年1月に取材・掲載した記事です

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