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顔認識カメラ通行人追跡実験に是非

2014.01.10 FRI

噂のネット事件簿


90台の顔認識カメラによる通行人追跡実験が行われるJR大阪駅の駅ビル「大阪ステーションシティ」。複合施設としての店舗面積は西日本最大 ※この画像はサイトのスクリーンショットです
JR大阪駅の駅ビル「大阪ステーションシティ」に顔認識機能を搭載したカメラ90台を設置し、通行人の顔の特徴を登録したうえで同一人物を自動で追跡する実験が、4月から始まる。駅施設に訪れる客の流動などを把握し、災害発生時の安全対策などに利用できるかどうかを検証するという。

実験を実施するのは、独立行政法人情報通信研究機構(NICT)。登録された通行人の顔データはID番号で管理し、顔の映像そのものは消去されるとのこと。また、NICTがデータを加工・分析し、JR西日本に提供される。

災害時の安全対策に利用するためとはいえ、通行人の顔の特徴をデータ化し、行動を追跡するという実験内容について、プライバシー侵害の可能性を感じるネットユーザーも多いようだ。もちろん、NICTのプレスリリースでは、「外部の第三者により構成される委員会を設けて、本実証実験により得られたデータの利用管理状況が適切であるか確認して頂く予定」でデータは厳重に管理していくとしている。しかし、2ちゃんねるの「【社会】通行人の顔、カメラで撮影し追跡 大阪駅ビルで実験へ」というスレッドでは、

「監視社会来てるねぇ」
「気持ち悪いことするなよ」

と、行動が追跡されることへの嫌悪感を示すネットユーザーも多い。さらには、

「勝手に人の顔を撮影して肖像権の侵害じゃないの?管理者がプライベートで
不正利用しそう」
「防犯はいいけど自販機のお勧め機能などのマーケティングに使われるのはムカつくな」

など、行動データが安全対策以外に使われる可能性を憶測する意見も少なくなかった。しかし一方では、顔認識カメラに肯定的なネットユーザーも多く、

「こうやって犯罪者の足取りを追跡出来るようになればある種のタイムマシンみたいなもんだな
個人的にはもっと防犯カメラの設置を推し進めるべきだと思います」
「指名手配犯とか行方不明者を発見するのにもつながるな」
「犯罪者以外には関係ない話。
てか犯罪減って良い話」

などと、災害時の安全対策というよりも、犯罪行為防止あるいは指名手配犯逮捕に効果的なのではないかという意見が多かった。

顔認識カメラによる行動追跡の実験は4月から約2年間を予定しているとのことだが、プライバシーに関する議論はまだまだ必要かもしれない。

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