盗難される被害も増加中

スマホ紛失時の対応5ステップ

2014.02.07 FRI


第三者の手に渡っても簡単に悪用されないよう、スクリーンロックには複雑なパスワードやパターンを設定しておくのはセキュリティの基本だ
スマートフォンの紛失・盗難被害が世界的に急増している。アメリカにおける2012年のスマホの盗難件数は、なんと160万件超。サンフランシスコで起きた強盗事件の50%以上がスマホを狙ったものだという。そして昨年11月には、都内で歩行者のスマホを奪うひったくり事件が相次ぐなど、日本においてもスマホを狙った盗難が目立ち始めている。

もはや僕らの生活に欠かせなくなったスマホが紛失・盗難に遭ったら、どんなトラブルに発展する危険性があるんだろうか? Android向けのセキュリティ対策アプリ『ノートン モバイルセキュリティ』を開発しているシマンテック社に話を聞いた。

「もしスマホが悪意ある第三者の手に渡ってしまった場合、端末内とオンライン上に保存しているプライバシーが丸裸になってしまうと考えるべき。SNSやショッピングサイトなどのアカウントを乗っ取られ、金銭的な被害を受けるケースもあり得ます。また、普段使用しているメールに自由にアクセスされることで、ビジネスにかかわる重要なメールがのぞかれるなど、個人レベルを超えたトラブルに発展するリスクもあります」

実際にスマホの紛失・盗難に遭ったらどう行動するべきかを、5つのステップにまとめてみた。

<1>「位置検索」で端末の現在地を探す
スマホが手元にないことに気がついたら、まずは「位置検索」をしてみよう。iPhoneであれば、標準機能のiCloudから「iPhoneを探す」を実行すれば、おおよその位置が割り出せる。Android端末の場合は、Googleの「Androidデバイスマネージャー」や、一部のセキュリティアプリをあらかじめインストールしておくことで、同様の位置検索が可能になる。付近にない場合は、「遠隔ロック」で画面ロックをかけておこう。

<2>キャリアに紛失を伝える
紛失を確認したら、契約しているキャリアにスマホを失くしたことを伝え、回線の悪用を防ごう。キャリアによって手順は異なるが、通話やメールなどのサービスの利用を一時中断したり、スマホの画面操作やおサイフケータイ機能を遠隔ロックするといった対策がとれる。

<3>おサイフケータイを解約する
端末自体の電源がオフになっていたり、圏外にある場合、「遠隔ロック」は実行できない。おサイフケータイは電源オフの状態でも利用できてしまうため、悪用を防ぐためにはサービスの解約手続きを行おう。「モバイルSuica」や「楽天Edy」などは、各サービスの公式サイト上から解約手続きができる。「iD」は利用しているクレジットカード会社に連絡しよう。

<4>オンラインサービスのパスワードを変更する
遠隔ロックができなかった場合は、ネット上のアカウントを悪用される被害を防ぐために、各サービスのパスワードを変更しておくべきだ。Gmailなどのクラウドサービスのパスワードをはじめ、Twitter、Facebookなど、利用しているSNSなどのパスワード変更手続きを行おう。

<5>警察に遺失届を出す
最寄りの交番や警察署に足を運び、遺失届を提出する。なお、各キャリアの紛失補償サービスに加入していた場合、警察に届出を出してから30日以内であれば、紛失した機種と同じものを格安で購入することができる(SIMカード再発行手数料は別途必要)。

紛失・盗難に遭わないように用心するのが最善とはいえ、いつ失くしてもおかしくないのがスマホ。少しでも被害を抑えられるよう、日頃から「5ステップ」を頭に入れておきたい。
(呉 琢磨)

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