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為末「選手批判はブラック」で議論

2014.02.17 MON

噂のネット事件簿


議論を呼んだ為末氏のコラム。マスコミによる“煽り”が、少なからず選手へのプレッシャーになっていることは間違いないだろう ※この画像はサイトのスクリーンショットです
男子スノーボードハーフパイプでは平野歩夢選手が銀メダルを、平岡卓選手が銅メダルを獲得、さらにノルディック複合個人では渡部暁斗選手が銀メダルを獲得するなど、日本人選手も活躍を見せているソチ冬季五輪。しかし、一方ではメダルを期待されながらも、思うような結果が出ない選手も少なくない。

そんななか、陸上400メートルハードルの元オリンピック代表選手である為末大氏が、日刊スポーツに「結果不振選手批判はブラック企業の論理」というタイトルのコラムを発表した。

為末氏は、毎回のオリンピックで「選手の強化費は国費から出ているものだから、当然選手は結果を出すべきだ」という批判が出ることを疑問視。2012年のロンドン五輪での強化費について、ドイツが270億円強、アメリカが165億円、韓国が150億円だったのに対し、日本は27億円だったとの試算をあげて、諸外国よりも少ない強化費のなかで日本の選手はむしろ頑張っている方だと主張している。

また、強化費が少なくても、「メダルを取れ」というのは選手にとって酷な状況だと指摘。さらに、

「私は日本的精神論とは、(1)足りないリソース(資源)を気持ちで補わせる(2)全体的問題を個人の努力に押し付ける、だと考えている。結果が出せないことに批判が集まるたび、ここ数年続くブラック企業を想像してしまう。全体として足りないリソースを残業などの個人の努力で補う。『できる、できない』は気持ちの問題。それと似た空気を五輪の期間中も感じている」

と、“ブラック企業”を引き合いに出して、不振だった選手を批判することの不毛さを説いている。

そんな為末氏の意見に、ネット上でも議論が勃発。2ちゃんねるの「【悲報】 為末大さん、メダルを強要する日本人に疑問 『ここ数年続くブラック企業を想像する』」というスレッドでは、

「新聞売りたい、視聴率欲しさに騒いでる
マスコミに言え」
「っていうか、マスコミがメダルメダル煽り過ぎなんだよ」
「いや、五輪でしょ??
メダル獲ってナンボだと思うけど??」
「国を代表して行くんだから仕方ないよ
でも金獲得した人なんかにはもっと見返りがあってもいいと思う」

と、様々な意見が寄せられている。特に「メダル獲得濃厚!」などと事前に煽るマスコミに対する批判が多かった。

とはいえ、実際にツイッターを見ると、

「納得いかんな。メダルを取りに行かへんのやったら、出場するな。何のために、行ってるんや。税金使って、遊びに行くな」
「スピードスケート男子、だらしねぇ~!ショートトラック女子も駄目!お前ら観光しにソチに行ってんじゃね~よ!税金いくら使ってると思ってるんだ!!」
「負けた人は、とっとと帰国しましょう!!滞在・応援は、税金の無駄遣い。」

などと、メダルを獲得できなかった選手に対して、辛辣辛らつな言葉を浴びせているケースは少なくない。

自国のメダル獲得を願うのは当然のことだが、過剰に期待するというのも考えものなのかもしれない。

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