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ストリートビューに洗濯物はアリ?

2014.03.11 TUE

噂のネット事件簿


Googleマップのストリートビューで見た、渋谷駅前のスクランブル交差点付近。通行人の顔だけでなく、看板広告の顔写真にボカシがかかるケースも ※この画像はサイトのスクリーンショットです
“Googleの「ストリートビュー」上で公開されている写真のなかに、下着などの洗濯物が写り込んでおり、プライバシーを侵害された”として、福岡市の女性がGoogleの日本法人に損害賠償を求めていた裁判で、最高裁判所は女性の上告を退ける決定をした。これによって、女性の敗訴が確定した。

一審の福岡地方裁判所は、ベランダに何かが写り込んでいることは認めつつも、それが洗濯物であるかどうかの判別はつかず、個人を特定することはできないとして、プライバシーの侵害とはならないと判断。二審の福岡高裁も一審を支持し、最高裁でも同様の決定が下された。

街中の写真を撮影し、地図に組み込んでいるGoogleのストリートビュー。通行人などが写り込んでいるケースも多いが、顔に“ボカシ”を入れるなどしてプライバシーに配慮している。また、基本的に車のナンバーには“ボカシ”が入っているものの、家の表札については入っているケースとそうでないケースが混在しているという状態だ。

ある程度プライバシーに配慮しているとはいえ、撮影されたくないものが写ってしまう可能性は否めないストリートビュー。まさにその一例といえる今回の裁判について、ツイッターユーザーからは様々な意見が寄せられている。

「個人的には納得の判決だけど、特に女性は、生理的に抵抗がある、という人も多いとは思う。難しいね」
「よくわからんが、家を知ってる人にしてみれば、『あの人の下着』って特定出来るのではないのか? 近所の奴とか」
「洗濯物らしきものが撮影されている程度では、誰のものか特定できないので、プライバシー権侵害はない、としたものか?」
「微妙な……。洗濯物はプライバシーといえるのか問題かなあ」
(すべて原文ママ)

など、“プライバシーの侵害”という問題の難しさを改めて実感するネットユーザーが多かった。しかし、一方では、

「これ認めたら、洗濯物を干した時点でプライバシー公開してるってことになって…やっぱり認められないなw」
「これがもしgoogle敗訴ってなったらTVは今後許可もらってない風景はすべてモザイク入れないとダメになるからな」(原文ママ)

と、妥当な判決だったという意見も多い。

どこまでがプライバシーなのかは確かに難しい問題だが、Googleが世界中を撮影しているのは事実であり、誰もが自宅やその周りを写真に撮られている可能性が高い。ツイッターでは、

「下着くらいなんだ、俺なんか自宅で車を洗車してる姿が遠目で写ってるのにな、別に訴えようなんて気持ちは無い」
「うちの実家なんて表札の名前丸出しでストリートビュー公開されてたよ!個人情報丸出し!」

といった投稿もあり、プライバシーの問題が他人事ではないのは間違いないだろう。

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