お花見シーズンに気をつけたい! 酔って記憶喪失

「泥酔」で不祥事は情状酌量なの?

2014.03.20 THU


新宿御苑 広大な敷地内には、約65種類1300本もの桜が植栽されており、長期間にわたって様々な桜を楽しむことができる。絶好のお花見スポットだが、アルコール類の持ち込みは禁止なので、文字通り“お花見”を純粋に楽しむべし! 画像提供/Getty Images
お花見シーズン到来! つい飲み過ぎて、記憶をなくすことも。でも不祥事を起こした場合、「酔って覚えてないから」という理由で情状酌量の余地はあるの? アディーレ法律事務所の岩沙好幸弁護士に聞きました!

「飲酒は自己責任なので『酔っていて記憶がない』という理由で情状酌量になることはほぼありません。法律上は犯行時に善悪の判断ができない“心神喪失”や“心神衰弱”状態だった場合は、無罪や減刑とありますが、実務上はごく稀で、泥酔程度ではまず適用されませんね」(岩沙氏)

そうですよね…。では、酔ってやりがちな行為は実際どれくらいの罰則に…? 周囲に取材して集めた事例をもとに判断してもらった!

【ケース1】泥酔して店の看板を蹴って壊した。

「器物損壊罪で、3年以下の懲役または30万円以下の罰金です。初犯で不起訴になるケースもありますが、立派な犯罪です」(同)

【ケース2】電車内で女性に「胸を触られた」と訴えられたが、泥酔していて記憶がない!

「痴漢行為は、『迷惑防止条例違反』の場合は6カ月以下の懲役または50万円以下の罰金、『強制わいせつ罪』の場合は6カ月以上10年以下の懲役。ただ、記憶がない場合は、えん罪の可能性もあるので闘う余地はあります」(同)

【ケース3】千鳥足でホームを歩いていたら、線路に落ちて電車を止めてしまった。

「これは『往来危険罪』に当たり得るほど危険な行為で、刑事上は2年以上の懲役となる可能性があります。実際に、終電間際にホームから転落して電車を急停車させてしまい、乗り継ぎに間に合わなかった人のタクシー代や、急停車時にケガをした乗客への補償など、民事上数千万円の支払いが命じられた判例もありました」

そ、そんなに!? 泥酔は自己責任…。肝に銘じてお花見します。
(榛村季溶子/short cut)


  • 隅田公園

    隅田川に架かる吾妻橋、言問橋から桜橋までの約1kmにも及ぶ桜並木が見どころ。東京スカイツリーと桜のコラボが楽しめるのは隅田公園ならでは。予約が取れれば、屋形船に乗って隅田川から桜を眺めるのもオツ!
    画像提供/AFLO
  • 井の頭恩賜公園

    約500本の桜が咲き誇り、桜の季節は66万人もの人が鑑賞に訪れる人気のお花見スポット。池を囲むように植えられた桜は、水面に届きそうなほどの迫力! 人ごみを回避したいなら、園内の有料動物園「井の頭自然文化園」も穴場
    画像提供/PIXTA
  • 小金井公園

    80ヘクタールにも及ぶ広大な敷地に、約50種、1700本もの桜が咲き誇る。玉川上水に隣接しているので、川沿いの桜並木も堪能できる都内屈指のお花見スポットだ。4月上旬には「小金井桜まつり」も開催!
    画像提供/PIXTA
  • 上野恩賜公園

    60種、およそ1200本の桜が植栽された上野恩賜公園。満開時には、1日100万人以上もの花見客が訪れる。公園中通りでは300mにも及ぶ桜並木が堪能でき、夜はボンボリに照らされた夜桜を楽しむことができる
    画像提供/Getty Images

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