もっと知りたい占いの雑学/第8回

ビジネスに向いた占いってある?

2014.04.01 TUE


「占いは利用するものであって、利用されるものではありません」とは栗原さん。占いでどうにかなると期待するのではなく、手を尽くした上でさらに自信をつけるため、というアプローチがいいのかも イラスト/中垣ゆたか
日本を代表する企業が、神社を持つ例をご存じでしょうか? そう聞く話ではないですが実は、トヨタ自動車の豊興神社、キッコーマンの琴平神社、日立製作所の熊野神社などなど、創業時などにあわせて神社を建立し、神様をまつっているケースはたくさんあるんです。

なにかを信じる、ということでいえば“占い”もそのひとつ。一流企業のトップクラスの人が占い師のもとを訪ねているという噂はよく耳にするところですが、こちらの話は本当なんでしょうかね?

「名前を明かして証明できないのが残念ですが、本当ですよ。もし疑われるのなら、ちょっと占いを勉強してみてください。みなさんの良く知る企業名、商品名などにも占いの影響を受けたものが非常に多いことに気づかれると思いますよ」(日本占術協会・常任理事の栗原里央子さん)

ためしに検索してみたら、資生堂の公式HPに「社名は『易経』に由来する~」という旨の記述を確認しました。うん、疑う余地が若干減りましたよ。しかし創業者、経営者のような人たちが占い師に相談をもちかけているという事実があるならば、僕らみたいなぺーぺービジネスマンの仕事にも役立つのかも。ビジネス、起業時に向いた占いがあるなら教えてください。

「ビジネスでこれから未知の分野を開拓する、という場合には『易』がいいと思います。もともと戦にも用いられたこともありますし“ビジネスという戦場の戦い方”を占うという意味でも。また事業のかじ取りをしていくのは経営者ですから、その方の生まれた日から占う、暦による占い…四柱推命、占星術、九星気学などもいいかと思います」

なるほど、参考になります。でも占いのアドバイスには、通常の社会生活上は実践が難しそうなこともあるようなイメージもあるんです。たとえば、もう仕事上で話が進んでしまっているのに「その方角は凶」なんてアドバイスされても、現実に実行すると人間関係などに別の問題が起きる気が…。

「たとえば、私の得意とする気学には『方変え(ほうかえ)』という考え方があります。気学では、物事を進める際に進んでいく方位ごとの吉凶を見るのですが、現実的には凶と出た方角に進まざるを得ない場合もある。そういうときに、いったん目的とは違う方向にあえて進み、直接、凶方に向かうことを避ければ良しとする考え方。占いはこのように、悪いことを打ち消す方法も用意されているんですよ。ただ、それが金銭など多大な負担を強いられるような場合は、それが本当に自分のためになるのか、冷静に考える必要がありますね」

「仕事について占ってもらった」なんて言うと特殊なことのようですが、おみくじだとか、ジンクスを気にした経験なら誰しもありますよね。そう思えば占いも、ビジネス上のなにかのきっかけをもたらしてくれる選択肢のひとつなのかもしれません。ただし栗原さんも「なにもかも占いに身をゆだねることはオススメできない」と言ってました。デキるビジネスマンになりたいなら、なによりも先に「自分で出来る限界までの努力をしろ」ということですよね…。

(のび@びた)

※この記事は2012年3月に取材・掲載した記事です

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