有効な予防法は正しい食生活と適度な運動

親の言動「ボケ」症状の初期サイン

2014.04.03 THU


診察を頑なに拒否する人には「健康診断」「人間ドック」などの表現で、「あくまで検査のために」と連れ出すのが有効だとか イラスト/藤田マサトシ
会話中に“あれ”や“それ”などのワードが増えた母。はたまた知っているはずの道で迷子になる父…。「ま、まさかこれがボケ!?」なんて体験をする若い人が今後もますます増えそうなご長寿大国ニッポン。

だが、そもそもボケって何だろう?

「『ボケ』というのは俗語で、実は医学的な定義はありません。一般的に、もの忘れや認知症、老人性うつ病などの症状を指し、単純な老化だったり、脳の病気だったりとその原因は様々です。75歳くらいから始まることが多いですね」と話すのは「もの忘れ外来」がある相模原協同病院の脳神経センター長・杉谷雅人先生。

「単純な老化の場合、有効なボケ予防はなんといっても正しい食生活と適度な運動。というのも、内臓や血液を健康に保つことで脳へのダメージを抑えることができるからです。また、学習時間が少なかった人は認知症になりやすいというデータもあります。語学や資格の勉強を始めてもらうなどして脳に刺激を与えましょう」

そんな「ボケ」の初期サインは次の通り。

□食事の用意に時間がかかる
□家電の操作ができない
□趣味や習い事に興味を示さなくなる
□ニュースに関心を持たなくなる

親のボケを感じた時は、すみやかに病院へ行くのが得策だと杉谷先生。

「ただ、実際は病名を判明させることより、症状とどうやって付き合っていくかが大切。65歳以上の方が介護を必要とする場合は、様々なサービスを1割の自己負担で利用できる『介護保険制度』を活用しましょう。要介護認定のレベルによって利用できるサービスが違うので、まずは市区町村の窓口で本人や家族が申請してください」

また、もしもの時に慌てないよう、安心して親を預けられる施設やサービスも今から調べておきたい!
(田島里奈/ノオト)


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