お腹が痛いのに電車が止まってしまった…

もしもの時のトイレはどうする!?

2014.06.21 SAT


駅間で長時間車両が止まるケースはごくわずか。お腹の調子が悪い時に電車が止まってしまっても、心配しないで大丈夫のようだ
事故や車両故障で、長時間電車内に閉じ込められてしまうトラブル。ニュースなどでたまに耳にするが、そんなときにおそろしいのが、「急にトイレに行きたくなること」。わずかな時間なら気合いで乗り切れるが、長時間になると我慢できる自信がない…。というわけで、車両停止中にどうしてもトイレに行きたくなった場合の対処法を鉄道各社に聞いてみた。

今回、答えてくれたのは、小田急電鉄、東京メトロ、都営地下鉄。その3社が一様に言っていたのは、「まずは乗務員に知らせてほしい」ということ。東京メトロと都営地下鉄によると、車内にある非常通報ボタンで状況を報告したら、何らかの対策を考えてくれるそうだ。前例がないため具体的な内容については教えてもらえなかったが、“もしものとき”には思い切って通報ボタンを押したい。

一方で、絶対にやってはいけないのが「勝手に車外に出ること」。事故に遭う危険があるほか、安全確認ができるまで運転が再開できなくなり、復旧までに余計時間がかかってしまうという。焦る気持ちはわかるが、不用意な行動は慎みたい。

ちなみに、東京メトロの場合だと、駅と駅の間で30分以上電車が止まった事象の発生件数は、平成24年度は2件のみ。東京メトロの路線の駅間は短く、駅間停止がそもそも起こりにくいそう。また、どの鉄道会社でも、車両が線路上で止まった場合はできるだけ早く駅に動かすという対応を取っているため、長時間乗客が閉じ込められるケースは稀なんだとか。そうとわかると、不測の事態が起きても「もうすぐ動く…」という希望を胸に、なんとか我慢することができそうだ。

ところで、運転士や車掌さんがトイレに行きたくなった時はどうするのだろうか。余計なお世話とは思いつつ聞いてみた。

「日頃から体調管理を徹底させていますが、緊急の場合は運行を管理する運輸司令所に連絡し、乗務員を交代させます」(小田急電鉄)

「基本的に終着駅まで我慢。どうしてもという場合は、乗務員の『異常時取扱マニュアル』に記載されている通り、総合指令所に状況を報告し、指定された駅のトイレを使用します」(東京メトロ)

「運行を管理する部署に連絡し、乗務員を交代させます」(都営地下鉄)

突然の生理現象に襲われる可能性があるのは乗客も乗務員も同じ。乗務員の皆さんも苦労されているんですね。
(成田敏史/verb)

※この記事は2013年6月に取材・掲載した記事です

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