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テレビ「顔出し」基本に批判多数

2014.06.11 WED

噂のネット事件簿


テレビ局への取材姿勢を問うた談話 ※この画像はサイトのスクリーンショットです
6月9日、放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送人権委員会は、公式HP上で「顏なしインタビュー等についての要望」と題した委員長談話を発表。この談話では、モザイク処理などをして取材対象者を特定できなくする、いわゆる「顔なし」インタビューについて、「事実の正確性、客観性、真実に迫る努力などを順守するため、顔出しインタビューを原則とすべき」という考えを示し、ネット上で波紋が広がっている。

この発表では、テレビ放送に「顔なし」を安易に用いることは「テレビ媒体への信頼低下をテレビ自らが追認しているかのようで、残念」と指摘する。そして、「顔なし」を避けるべく「取材対象者と可能な限り意思疎通を図るよう努めるべき」とし、「場合によってはその映像を使わないことも認めることがあってもよいのではないか」としている。

このことについて、日本テレビで、報道記者、宣伝プロデューサーを務めた片岡英彦氏はYahoo!ニュース〈個人〉で、

「『顔出し』であれば、テレビニュースの信憑性や正確さが視聴者にとって今よりも高まるとは私は思えない」

とコメント。またツイッター上でも、

「取材内容の信憑性を顔出しでしか証明できないのは、結局テレビの信用性が失われているからではなかろーか」
「より一層やらせだらけになるな」


と、「顔出し」すれば信頼性が上がるわけではないという人の声が多数投稿されている。また、

「顔出しインタビューで、受けた人がそれが原因で被害を受けたらどうする。原則にした場合、インタビューを受けない人も増えるだろう。様様な状況による結果の責任を取れるのか」
「いや、意味分かんないな。取材なりインタービューを受ける本人の意志を優先するべきだろ」
(すべて原文ママ)

と、「顔なし」は取材対象者側のプライバシー保護の観点から重要で、本人の意志を尊重すべき、と指摘する人も多い。

当談話では「顔出し」を原則とすべきで、「顔なし」はあくまで例外扱いと強調する理由としては、「行き過ぎた社会の匿名化」に警鐘を鳴らすという意味合いもあるようだが、ネット上では賛同を得ることができたとはいえないようだ。

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