「香りマツタケ、味シメジ」っていうけれど

シメジはマツタケを超えられるか?

2014.07.06 SUN


写真提供/ヤマサ醤油
鍋料理や汁物の具としても重宝して、秋~冬の食生活でとっても身近なキノコ。マツタケは高くて手が出ないけど、庶民としてはシメジやエノキ、マイタケなど身近なキノコを楽しみますか。でも、「香りマツタケ、味シメジ」ってフレーズを聞いたことがあるけど、シメジってそんなに美味しいキノコ?

「本シメジはうまみ成分となるグアニル酸やアミノ酸がマツタケやシイタケよりも多く含まれているのと、食感も歯切れもいいので、王様といえるでしょうね」(埼玉きのこ研究会 福島隆一会長)

シメジがキノコの王様!? っていわれてもピンと来ないんですけど。

「これはあくまで本シメジの話。スーパーなどでおなじみなのはブナシメジ。ときどき本シメジと書いて売られていますが、そもそも別の種類です。傘が小さくて灰色のキノコもよくシメジとして売られていますが、あれはヒラタケ。本シメジは生きた木の根に共生関係を持つ菌根性のキノコですが、ブナシメジやヒラタケは死んだ木に生える腐生性です」(同)

ややこしい! でも、100gで200円くらいのヒラタケがシメジの名で売られるってことは、本シメジ=味の王様であることを証明してるってことかも。ちなみにマツタケやトリュフなんかも菌根性なので、人工栽培が難しく、貴重で高額なのだとか。てことは本シメジも高額ですよね!?

「天然の本シメジは貴重ですから1kgで1万円以上といわれています」(同)

結局、庶民の口には入らないのか(泣)。

「ここ5年くらいで本シメジも人工栽培されるようになりました。それでも栽培は簡単ではないので、まだスーパーに並ぶほど親しまれてはいませんが。でも、美味しさでいえばハタケシメジというキノコも本シメジに似た美味しさですし、身近なヒラタケだって美味しいキノコですよ」(同)

いろいろなキノコそれぞれに美味しさがあるってことですね。ではさっそく今夜、キノコ鍋でもしようかな。

※この記事は2011年09月に取材・掲載した記事です

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