キャビアブームまもなく到来!?

チョウザメは「サメ」じゃない!?

2014.07.17 THU

フォアグラ、トリュフと並ぶ世界三大珍味のひとつ、キャビア。まああんまし我々には縁のない食べものの代表でもあるわけですが、あれがチョウザメという魚の卵の塩漬けだってことまでは知ってても、チョウザメってそもそもサメじゃないって知ってた?

チョウザメは古代魚に分類され、推定2億5000万年前からほとんど姿を変えずに生きてきた魚。その肉も非常に美味とされ、古代のローマや中国でも珍重されてきた由緒正しき高級魚なのだ。けど近年では乱獲や環境汚染などから天然のチョウザメ生息数は激減、ますます高級化してきていた。が、先日、岩手県釜石市にチョウザメの養殖&キャビア生産を専門とする会社が誕生。その生産能力が注目を集めている。

「水温や飼料のコントロールなど、一定の環境を維持することさえできれば、実はチョウザメの飼育はそれほど難しくはないんです。ただし、キャビアとなる卵を採るまでには、少なくとも7~8年はかかってしまう。ビジネスとして考えた場合、それなりの資金力が当然要求されます。実は私たちも、10年以上の研究・試行錯誤の期間を経て、ようやく将来的な採算ラインを見据えることが可能になってきたばかりなんです」(釜石キャビア株式会社・吉田さん)

現状、年間で約100キロという量のキャビアを出荷しているというが、4~5年後にはトン単位での生産を予定している。

でもなかなか手が届かねっす…とあきらめちゃうのは少し待って。たとえば、8月10日オープン予定のワインバー『GOSS』(www.goss-ginza.com)では、少量ずつ手頃な価格で厳選キャビアも提供、さまざまなワインと一緒に、気軽に楽しめる。

「私たちの心意気とでもいいますか、正直なところキャビアで利益を出そうとは考えていません」という太っ腹。素晴らしい。他にもこんなお店が増えてくれば、やがてキャビアブームが訪れる、かも…。まずはホンモノのキャビアの味を知るところから、はじめてみますか。

※この記事は2007年8月に取材・掲載した記事です

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