東京湾に“天然モノ”のカキが群生

カキの旬は、夏場? 冬場?

2014.07.18 FRI


もうすぐ冬本番。冬といえば、おいしいのがカキ鍋ですね。ところで、実は東京湾にも天然物のカキがいるってこと、ご存じでした?

天然カキが生息するのは、東京湾の三番瀬と呼ばれる干潟。以前は殻だけかと思われていたけど、最近の調査で中身が入っていることがわかったとか。ほほぉ~、ではさっそく鍋にでも…。

「オススメできませんね。カキは海中の有害物質を内臓に取り込み浄化します。これが水質改善にもつながるんですが。ただ東京湾の水ですから、お腹をこわす可能性が高いですね…」(日本湿地ネットワーク・牛野さん)

うっ、それは…。さすがに、お腹をこわすのは嫌(泣)。でも、海水をキレイにするなんてカキって偉いヤツですね! ところで、「カキはこれからが旬の季節!」といいますが、これ違和感ないですか? そういえば夏場が旬なんて話も聞いたような…。

実はこれから旬を迎えるのは、養殖によく用いられる「マガキ」で、夏場が旬なのは「岩ガキ」。種類が違うんです。マガキの旬は12~2月で、「花見を過ぎたら食べるな」といわれています。一方、岩ガキの旬は6~8月。旬の時期も全然違いますね。というのも、これらの時期は、カキが一番おいしいとされる“産卵前”。産卵後は身も痩せ、味も落ちるのだとか。

でも「マガキ」と「岩ガキ」の違いってよくわかりません。いったい何が違うの?

2つのカキは、まず外見と大きさが全然違います。白い殻で小ぶりなのがマガキ。一方、岩ガキは黒っぽくて厚い殻を持っています。そして「岩ガキ」の方が、グリコーゲンの含有量が多く、味が濃いので生で食べるのに適しています。また、マガキが広島や宮城で広く養殖されているのに対し、岩ガキは最近養殖法が確立されたばかり。市場に出回る多くは天然物です。

※この記事は2005年11月に取材・掲載した記事です

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