かき氷を食べると頭がキーン!

アイスを食べると出る頭痛の対処法

2014.07.25 FRI


せっかくおいしいアイスを食べても、頭がキーンとしてしかめっ面になってしまう人も多いのでは? 西園寺先生によれば、歳を重ねて冷たいものに対する経験値が増えれば、脳が勘違いを起こしにくくなることもありうるとのこと。「お茶を飲む」「頭に氷を乗せる」などの一部で言われている対処法は、あくまでも俗説にすぎず、まったくあてにはならないそうだ 写真提供:アフロ
夏本番。冷たいものがおいしい季節がやってくる。しかし、かき氷やアイスクリームを食べると頭がキーンと痛くなる症状に悩まされている人も多いハズ。そこで、“痛みのメカニズム”に詳しい、防衛省防衛教官検査部副部長助教授の西園寺克先生に話を聞いてみた。そもそもあの“キーン”、一体何なんですか?

「体のある部分の痛みや刺激を他の部分の痛みと錯覚する“関連痛”の一種で、“アイスクリーム頭痛”と呼ばれているものです。冷たいものが口や喉を通る際の刺激を、体に異変が起きたと脳が勘違いしてしまうために起こるものといわれています。ただ、どんなに冷たいものを食べても頭痛がまったく起きない人もいますし、5分もたたずに消えてしまうので、明確な原因を掴むのが難しいのですが…。もちろん、かき氷やアイスクリームは体に悪いものではないので、病気などの心配はいりませんよ」

でも、いくら体に悪くないとはいえ、かき氷を食べるたびに頭がキーンとするのはやはり嫌なもの。痛みを和らげる対処法を教えてください!

「ありません。強いて言うなら、“食べないこと”ですね」

そんな! 暑~い夏の日、冷たいものが食べたくてしょうがない時もあるのに。

「体の異変が原因で痛みを感じているならば対処できますが、異変が起きていないのでどうすることもできないんです。同じ人でも体調の変化によって症状は異なりますし…。ただ、あくまでも可能性ということであれば、アイスクリームなどの冷たさ以上の強い刺激・情報を体に与えれば、脳が冷たさを処理する余裕がなくなり、痛みを感じなくなることも考えられます。運動をした後は疲労の方が冷たさよりも強い刺激になって、頭痛が起きないとか…。絶対とは言い切れませんが、1つの方法かもしれませんよ」

かき氷で頭がキーン!に悩まされている人は、試しに激しい運動をしてから食べてみては? 汗をかいた方が、よりおいしく食べられるかもね!
(鼠入昌史/Office Ti+)

※この記事は2010年7月に取材・掲載された記事です

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