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マンガアニメ海賊版撲滅サイト誕生

2014.08.04 MON

噂のネット事件簿


正規版の電子書籍サイトへリンクが貼られている海賊版撲滅サイト「Manga-Anime here」 ※この画像はサイトのスクリーンショットです
日本の出版社やアニメ関連企業によって2013年に発足された「マンガ・アニメ海賊版対策協議会」。この組織が今年7月30日、海賊版撲滅のためのプロジェクト「Manga-Anime Guardians Project(MAGP)」を本格始動させた。またその一環として、正規版への誘導を図るサイト「Manga-Anime here」を同日にオープンした。

「マンガ・アニメ海賊版対策協議会」は、経済産業省の呼びかけで結成された組織で、一般社団法人コンテンツ海外流通促進機構(CODA)が事務局を務める。同組織にはアニプレックス、KADOKAWA、講談社、サンライズ、小学館、スタジオ・ジブリなど、15社が委員として参加。海賊版の「削除」を効率的に行うと同時に、ファンを正規サイトへ誘導する仕組みを構築し、国内外の視聴者への普及啓発を目的としている。

「Manga-Anime here」では、トップページに様々な有名マンガの単行本の表紙がサムネイルとして表示。それをクリックすると正規の電子書籍サイトへ飛ぶことができる。

またYouTubeでは「[MAGP] Thanks, friends」というタイトルで、「MAGP」のPR動画を公開。ドラえもんやアムロ・レイをはじめ、『けいおん!』の平沢唯、『ルパン三世 カリオストロの城』のクラリスなど、人気アニメのキャラクターが「ありがとう」と言っているシーンや、『バガボンド』『ONE PIECE』といった人気漫画の「ありがとう」という台詞をコラージュした内容で、最後に「マンガ・アニメの未来を守ってくれて ありがとう」というメッセージが流れて「STOP!海賊版」のロゴが表示される。

こちらの動画はすでに話題となっており、7月29日の公開から約2日で36万回以上も再生されている。またYouTubeのコメント欄では、日本語だけでなく、英語、スペイン語、フランス語、中国語のコメントも寄せられており、海外のマンガ・アニメファンにも海賊版撲滅運動が波及しているようだ。しかし、

「Thank you to the people who worked hard for our FREE subbed anime, FREE scanlated mangas and FREE translated visual novels/games.」(編集部和訳:タダでアニメに字幕を入れて、ただでマンガをスキャンして、ただで小説やゲームを翻訳してくれる人々に感謝します)

との、海賊版サイトの利用者によるコメントもある。

日本国内ではマンガの単行本にせよ、アニメのDVDやブルーレイなどのソフトにせよ、正規版にアクセスするのが簡単だ。しかし海外では正規版を入手できないことも多く、仮に日本から入手できても、日本語が分からなければ十分に楽しむことはできない。結果的に、ファンが字幕をつけた海賊版に流れてしまうケースが多いようだ。

MAGPの取り組みは、日本国内の海賊版には対応できるかもしれないが、海外の海賊版を撲滅するには、海外のマンガ・アニメファン向け正規品の充実が必須となりそうだ。

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