『セックスペディア』著者・三浦ゆえさんに聞く!

知られざる「オンナの性欲」の実態

2014.08.07 THU


三浦ゆえ/フリーエディター・ライター。お茶の水女子大卒業後、出版社勤務を経て独立。『女医が教える本当に気持ちのいいセックス』シリーズの編集協力をはじめ、女性の性と生をテーマに編集・執筆を行う。著書に『セックスペディア−平成女子性欲事典̶』がある 撮影:林和也
「一徹」「女女官」「キスフレ」「セカンドバージン」…これらのキーワード、あなたはわかるだろうか? あ~ら行まで女性の性に関するトレンドワードを収録した『セックスペディア― 平成女子性欲事典―』。内容の生々しさが話題を呼んでいるが、購入者の多くはなんと女性! …近年の女性は性に対して積極的なのだろうか?  知られざる“女性の性欲事情”について、著者の三浦ゆえさんに話を聞いてみた。

「性にまつわる情報が行き届いている層と、そうでない層との二極化が起こっています。様々な事象を取り上げ、女性にとって選択肢が多くなったことや、半面、行為にはリスクも伴うことを伝えたかったんです」

三浦さんは「女性だって生物だから、性欲は当然ある」と前置きし、こう続ける。

「性欲の強さには個人差がありますが、自らの意思で満たしている人は性的意識が高め。彼女たちはパートナーを積極的に探す行動力があり、セックスを楽しむ“引き出し”を豊富に持っています」

自らの性欲を肯定して楽しむ女性が増えている証拠に、近年、女性向けAVや官能小説など、女性目線の綿密なストーリーが描かれたコンテンツが花盛りだ。

「『男性からやさしく大切に扱われること』は女性が求めるファンタジーで、多くの作品に反映されています」

しかし女性は男性とは異なり、AVを“おかず”にするわけではないそう。

「コンテンツからイマジネーションを得て、後でヒロインを自分に置き換えたり、物語を微調整したりして楽しむ女性が多いようです」

相模ゴム工業の調査「ニッポンのセックス」(2013年)によると、女性が1カ月にセルフケアをする回数は、20代で2.2回、30代で1.1回、平均値は0.9回だという。

「少なめに申告した女性が多そうですが、ネット通販や量販店などで気兼ねなくグッズを買えるようになっています。セルフケアのハードルは下がり、方法も多様化していることは間違いないと思います」

昨年、TENGAが女性向けグッズ「iroha」を発売したが、公式サイトによると、発売後2週間で一時品薄状態に。そのまま2013年上半期のAmazonアダルトグッズランキングのローター部門で1位を記録するなど、“女性向け”セルフケアアイテムの裾野は確実に広がっていると見ていいだろう。

「性に積極的な女性は目立つようになりましたが、男性が『チャンスだ!』と勘違いするのはどうなのかな…(笑)。自分の性的嗜好を掘り下げた女性ほど好き嫌いが明確ですから、落とすのは難しいはず」
 
未知なる女性の性欲の一端を垣間見るためにも、一度女性向け作品を鑑賞するのも手かも!?

(池田園子)

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