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ネット新聞が全角英数なのはなぜ?

2014.10.16 THU

噂のネット事件簿


新聞社ならではの事情があったようだ ※この画像はサイトのスクリーンショットです
朝日新聞デジタルが10月12日、ノーベル平和賞を受賞したパキスタンの活動家・マララさんのスピーチ全文を全角の英字で掲載したところ、“読みにくい”などという苦情が相次ぎ、半角で再掲載したことが、ネット上で話題になっている。

ツイッターには、「何だこの全角英語の塊は… なぜこれを編集部(?)がOK出したのかすごく気になるわ」と驚き呆れるコメントが登場し、続いて「逆にどうやって全角で打ったのか」など、“むしろ全角ローマ字で英語を入力するほうが大変なのではないか?”という意見が殺到。紙面では普通に半角英字で掲載され、ウェブ版だけが全角英字だっただけに、ますます謎を呼んでしまった。

これらの声がtogetterに「朝日新聞の全角英文に戸惑う人たち」としてまとめられると、朝日新聞長岡支局の伊丹和弘氏がツイッターで反応。朝日新聞デジタルの前身となる「アサヒ・コム」に在籍していたという氏によると、以前も同様の問題はあったようで、その原因について、

「新聞は基本的に縦書き全角文字なので、出稿システムは原稿用紙のような枡目になっています。半角英数をコピーして、出稿システム上にペーストしても、枡目に一文字ずつ入るので、自動的に全角になってしまうのです」

と語っている。また、その後の氏の投稿によれば、誌面でもURLを表記することが増えたため、出稿システムが変更され、紙面でも英数文字が半角横倒し文字で表記されるようになったという。ただし、新聞の出稿システムと「朝日新聞デジタル」のシステムが切り離されていたため、氏が在籍していた時期は、ネット記事は“半角”になっていなかったそうだ。

これを受け、元・朝日デジタル編集部員だったという伊勢剛氏は、「欧文を半角にするのは既にシステムとして対応できているはず」と指摘。ただし、「最初に出稿するときにファンクション(処理を指示する記事内のコマンド)を入れ間違えていると反映されません」としており、何らかの単純ミスだった可能性も示唆している。

いずれにせよ、いまだに新聞系のネット記事では、全角英数字が多いのは事実。電話番号や住所などはいいとしても、URLは半角でないとブラウザのアドレスバーにコピペしてもアドレスとして認識されないため使いづらい。ネットで新聞記事を読む人が多い現在、各社ともネットユーザーの読みやすさを考えた体制が整うことが期待される。

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