ネット界の“旬”なニュースをお届け!

「マイノリティリポート」現実化?

2014.11.06 THU

噂のネット事件簿


解析されるデータには、SNS上に投稿されたものも含まれるという ※この画像はサイトのスクリーンショットです
英BBCニュースサイトなどが、ロンドン警視庁で犯罪組織やそのメンバーの過去データを用い、将来罪を犯しそうな人物を予測するソフトウェアをテスト中だと報じた。日本ではGIGAZINEが紹介し、ネットで話題になっている。

報道によれば、このソフトウェアは総合コンサルティングを手がけるアクセンチュアが提供しているもの。ロンドンで発生した4年間の犯罪データを、その翌年に犯罪組織・メンバーが犯したデータと組み合わせ、潜在的に罪を犯しそうだったかどうかなどを読み解く。データにはSNSへの投稿も含まれ、この技術が進めば、犯罪を起こしそうな人や組織が事前にわかるのではないかというわけだ。

アメリカでは、すでにロサンゼルスやサンタクルーズなどで、警察が過去のデータに基づいて犯罪が発生しそうな場所や日時を予測。あらかじめ警察官を派遣するなど、ビッグデータを犯罪防止に役立てようとする動きはある。しかし今回のソフトウェアでは個人を特定することになるため、Twitterには、

「犯罪係数測れるのか」
「ビッグデータは本来、具体的な個人を特定する情報じゃないから矛盾してないか」

という声があがっている。なかには「マイノリティ・レポートの世界でも目指すんですかね」と、2002年に公開されたアメリカのSF映画『マイノリティ・リポート』を思い起こした人も。

同映画の舞台は2054年、3人の予知能力者たちで構成された殺人予知システムに従って、殺人を犯すと予知された人間を特殊警察部隊が逮捕していくという物語だ。40年後、現在さまざまな分野で活用方法が研究されているビッグデータが、何かしら犯罪防止に役立てられている可能性は高そうだが、“犯罪を起こしそうな人の予測”は個人情報との兼ね合いもあり、多くの議論を呼びそうだ。

取材協力・関連リンク

関連キーワード

注目記事ピックアップ

 

編集部ピックアップPR

ブレイクフォト