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教師向けSNS講座、講師は高校生

2014.11.12 WED

噂のネット事件簿


「修了試験もやりましょう。落ちたら先生も補修ですよ」(原文ママ)というツイッターの投稿も
神奈川県が2015年3月から、高校生が“先生”となって、SNSに関する教材を作成したり、教員向けにSNS研修講座を開催したりする取り組みを始めることを発表し、話題となっている。

これは、8月に開催された「かながわハイスクール議会2014」で、“高校生議員”により提案されたもの。今年で5回目となった「かながわハイスクール議会」では、神奈川県を良くしようとする県内の高校生たちが、様々なテーマについて議論した。今年は県立・私立計34校・約100人の高校生が集まり、地域福祉、国際交流など8つの委員会に分かれて議論を重ねた。そのなかで情報化社会に関する委員会から出された提案が、高校生が先生となる教員向けSNS研修だ。

同委員会は、インターネットのなかでも、特にSNSについて2つの問題点があることを指摘。1つ目は、中高生を含めた「インターネット世代」とそうでない世代とでは、インターネットに対する意識に大きな差があること。この差により、ネットモラルやマナーの許容範囲にズレが生じているという。そして、2つ目は、インターネット世代ではない大人によって情報教育が行われているうえ、意識の違いによって教える側と教わる側に理解の差が生じている点。これらを解決するために、委員会が提案したのが、

・県内の学校に通う中高生および県内在住の大学生で「情報議会」を結成。意見交換を行い、情報授業で使用する教材を作成する
・「情報議会」議員が、教職員向けのSNS講座を開催する

という2点。教職員と生徒のSNSに関する意識レベルが共通になることで、ネットトラブルを未然に防げるほか、トラブル発生時に柔軟に対応できる力がつくことを期待するという。

この試みについて、ツイッターでは、高校生が“先生”となることを批判する意見もあるが、

「『わかってる人が教える』に賛成.コレを受け入れられないオトナとは付き合いたくない」(原文ママ)
「こういうのを待ってた。SNSの専門家は大学の研究室にいる人たちではなく、すぐそばにいる実際のユーザーたちなんだよ」
「『その道に詳しい人』が教えるのは当たり前だもんね。生徒もSNS漬けの問題点を整理するいい切っ掛けになったのでは」
「生徒と先生の関係を、先生からの一方的な指導ではなく、共に学び合う関係にするのは極めて重要!」

など、概ね高評価。「その教材をネットで公開してくんないかな」という声もあるほどで、今後の展開が注目されている。

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