幸せな子ども時代がよみがえる!?

「大人のお子様ランチ」専門店とは

2014.12.12 FRI


大人のお子様ランチ専門店・東京ライス(THE TOKYO DINING)の王道メニュー「東京ライス“極(きわみ)”」(1470円)。旗やカニさんウインナーなどのポップな見た目と、本格的な食材&味のギャップがお見事!
子どものために作られた懐かしのレストランメニュー「お子様ランチ」。しかし、最近では「大人のためのお子様ランチ」が都内各所に出現し始めているという。調べてみるだけで、高円寺・ベイビーキングキッチン、池袋・グリル丸の内亭、立川・Signと、「大人のお子様ランチ」や「大人様ランチプレート」を提供するお店が発見できる。どれも1枚の大きなお皿にハンバーグやチキンライス、海老フライが盛られていて、見かけは通常のお子様ランチそのものだが…。一体、どんなところが“大人”なのだろう!? 

今回ランチタイムに訪れたのは南青山にある「東京ライス(THE TOKYO DINING)」。なんと「大人のお子様ランチ」専門店とのこと!!

メニューを見てみると、3種類の大人のお子様ランチが。「東京ライス“極(きわみ)”」(1470円)はハンバーグや海老フライを盛った王道のお子様ランチ、「東京ライス“誉(ほまれ)”」(1680円)は海老カツや焼きずわい蟹を盛ったシーフードのお子様ランチ、「東京ライス“匠(たくみ)”」(1575円)はほろほろ煮豚のトンカツや骨付き粗挽きソーセージなどがボリューム満点のお子様ランチだ。

どのメニューにも、旗・カニさんウインナー・クレームブリュレが必ず付いており、見ていると懐かしい気持ちになってくる。それにしても、一体なぜ大人向けのお子様ランチ専門店を作ろうと考えたのだろうか? 店長の安原和彦さんにお話を伺ってみると…。

「オーナーが長崎名物である“トルコライス”という、ワンプレートに複数のメニューを盛り合わせた料理を初めて食べたとき『まるでお子様ランチのようだ』と思い、いつかレストランをやるときは大人のお子様ランチにしようとアイデアが浮かんだそうです。大人でも、お子様ランチのようなワンプレート料理を食べるとワクワクして元気が出る、と。そこで“お子様ランチで日本中を元気にする”をコンセプトにしたお店をやっているんです」

なるほど。確かに、こうしてメニューを見ていると、懐かしさを感じるだけでなく、元気も出てくる!! では、通常のお子様ランチと、「大人のお子様ランチ」は、何が違うのか。

「食材の質はもちろん、味付けも全然違います。お子様ランチにしてもトルコライスにしても、通常はとてもこってりした味付けなのですが、これをもっとフランス料理に近付け、上品な味わいにして提供したいと思ったのです。ぜひ召し上がってその味を確かめてください」

ということで、さっそくナイフでハンバーグを切ってみると、予想以上に肉汁があふれ出した!! そして口に入れてみると…上品な肉の味に、薄味の優しいデミグラスソースが絡まり、まさにフランス料理のような繊細さが完成している!! そのほか、海老フライにかかっている自家製タルタルソース、サラダの人参ドレッシングなど、どれも間違いなく年齢を重ねて初めて分かる贅沢な“大人”の味。これはお客さんからの評判も良さそう!! 

「20代半ばから60代までの幅広いお客様がいらっしゃいますが、みなさん見た目と味の両方に満足してくださいます。『一緒に飲むドリンクがヤクルトからワインになった』などと言いながら、子供時代と大人になった自分を比較して楽しまれる方もいらっしゃいますよ」

R25世代の男子なら、デートで訪れて、子供の頃の思い出を語り合ってみるのも良さそう! それにしても、本来お子様ランチは子ども向けのサービスメニューであるはずだが、こんなに贅沢で手間のかかる料理を1000円台で提供していて、利益は出ているのだろうか!?

「冷凍食品を一切使わず、素材にもこだわっていますが、幸いなことに、たくさんの方にいらっしゃっていただけていますので、ちゃんと経営は成り立っていますよ」

良かった…。あの頃のワクワクする気持ちを思い出したくなったら、みなさんも是非訪れてみてください!!

(黄 孟志)

※この記事は2013年12月に取材・掲載した記事です

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